銀行業務システムの開発・販売を行っているREAL Solutions社がソリューションを支えるプラットフォームにPRIMEPOWERを選択
PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。
各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。

ベルギー:REAL Solutions社様導入事例
ベネルクス地域における銀行業務システムソリューションのリーディング企業であるREAL Solutions社様が、統合銀行業務システムを動作させるプラットフォームとしてPRIMEPOWERを選択。
ベネルクス地域(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)において銀行業務システムソリューションのリーディング企業であるREAL Solutions社様(以下、敬称略)は、IBSYと呼ばれる統合銀行業務システムの開発と販売を行っています。IBSYは元々Open VMSオペレーティングシステム(注1)向けに設計されていましたが、次世代版を開発するにあたりREAL Solutions社は徹底したハードウェア・プラットフォームの調査を行いました。その結果、IBSYの次世代版を動作させるプラットフォームとして、PRIMEPOWERの採用を決めました。
「Fujitsu Siemens Computer社による実用性を重視した開発アプローチと説得力の高いコンセプトの提案が非常に印象的で、我々のプロジェクトに対して他のどの企業よりも高い熱意と責任感を持って取り組んでくれていることが感じ取れました。」
Georges Kieffer氏
(国際セールス部門ディレクター・銀行/保険業担当)
| 導入事例概要 | |
|---|---|
| お客様: | REAL Solutions社様 ベネルクス地域における銀行業務システムソリューションのリーディング企業 |
| 課題: | OpenVMS向けソフトウェアをSolaris OS+PRIMEPOWERシステムに移行。 |
| システム構成: | ハードウェア PRIMEPOWER OS Solarisオペレーティング環境 データベース Oracle |
企業概要
REAL Solution社はルクセンブルグに本社を持つ、ベネルクス地域でもトップクラスの銀行業務システムソリューション企業で、特定銀行のニーズに焦点を定めたサービスを提供しています。同社は1988年にルクセンブルグで起業され、現在は約1,700人の従業員を抱えるBelgian Real Softwareグループの一つとなっています。
REAL Solutions社の金融部門では、バックオフィスのタスク処理、フロントオフィスでのポートフォリオ管理、組織・保有資産管理、文書管理などを行うアプリケーションに対して幅広い業務ソリューションを提供しており、このポートフォリオにIBSYが含まれています。IBSYは意思決定支援とプロセスの最適化に理想的なソリューションで、銀行業務オペレーションの開発・管理を行うためのツールが備わっています。ISBYはマルチ言語対応になっており、全ての通貨に対応します。
導入の背景 - 将来性を重視したIT構築
当初ISBYの次世代版もOpenVMSに実装する予定でしたが、長期的に渡り提供されるアプリケーションサービス、パフォーマンスの向上、そして投資保護などを求める顧客からの要望を受けて、REAL Solutions社はこの決定を白紙に戻しました。
「将来的に市場での成功を妨げるような障害を考えられる限り排除し、できるだけオープンなサービスにすることが我々のIBSYの営業戦略でした。これを踏まえてISBYの設計を分析した結果、よりオープンなプラットフォームとしての開発を進めると共に、フロント・バックエンド双方のアプリケーションを強化する必要があることを認識しました。」と、国際セールス部門ディレクター・銀行/保険業担当であるGeorges Kieffer氏は語ります。(以下「」内は同氏が発言した内容です。)
Fujitsu Siemens Computer社をパートナーに選定
IBSYのUNIXプラットフォームへの移行計画は2001年12月から始まりました。REAL Solutions社はここでオープン・ハードウェア・プラットフォームを提供する大手企業数社を招き、各社のコンセプト提案のヒアリングを行いました。
「我々が求めていたのは、パートナーとして柔軟性のある対応と、長期に渡る信頼関係を築ける企業でした。提案されたコンセプトは一つ一つの内容が大きく異なるもので、我々が予想していたものを遥かに上回る内容でした。こちらの要求に対してそれぞれの企業が非常に多彩で、かつ違う手法での提案が行われたため、最終的には明確なスケジュールと、このプロジェクトに対する熱意が業者選定において非常に重要な要素となると認識しました。そこで、これらの要素に焦点を当て、再度検討を行いました。」
熟考した結果、REAL Solutions社はFujitsu Siemens Computer社をパートナーとして選定し、2002年3月にパートナーシップ契約が結ばれました。Fujitsu Siemens Computer社は富士通の関連会社で、EMEA地域(ヨーロッパ、中近東、アフリカ)においてPRIMEPOWERの販売・サポートを行っています。国際標準UNIX OS「Solaris OS」を採用しているPRIMEPOWERであれば、すばらしいISBYサービスを顧客に提供できるとREAL Solutions社では確信していました。
「Fujitsu Siemens Computer社はSolaris OSの分野ではあまり有名ではなかったのですが、我々の視点からすると、同社の実用性を重視した開発アプローチと、説得力の高いコンセプトが、REAL Solutions社のビジョンと戦略に当てはまったと感じました。」
また、Fujitsu Siemens Computer社はIBSYにとって最高の技術的ソリューションを提供するだけでなく、高い技術力を持つ技術者をこのプロジェクト担当チームに割り当てました。
「Fujitsu Siemens Computer社は、他のどの企業よりもこのプロジェクトに対して熱意と関心を示してくれました。これはプロジェクト計画の細部に現れていたのですが、例えば同社は我々が開発したアプリケーションのソースを細かく分析し、その結果、IBSYをOpenVMSからUNIXに移行するためにいくらかかるかを計算してくれました。
Fujitsu Siemens Computer社はIBSY移行における全責任を請け負い、プロジェクトの進行において全てのパートナー・サプライヤーと非常に密接にやり取りを行ってくれました。我々は同社がこのプロジェクトを牽引している大きな要因だと常に感じており、彼らはIBSYの次世代機達が市場において確立したポジションを得るために必要な全てのステップをクリアしてくれました。」
短期間での開発
REAL Solutions社は移行作業を2002年4月に開始しました。
「プロジェクトの開始からFujitsu Siemens Computer社が高い技術力を持つスタッフを送り込んできたことが非常に印象的でした。」
また、移行作業も3ヶ月という驚異的なスピードで完了しました。
「このようなプロジェクトは往々にして予定よりも遅れることが多いのですが、このプロジェクトに関しては予定通りに作業が完了したので、プロジェクトの次のフェーズに時間とリソースをつぎ込むことが可能でした。」
REAL Solutions社はPRIMEPOWER/Solaris OS/Oracleデータベース上で稼動するIBSY 2.5を、同年の10月前半にリリースすることができました。またスムーズな移行作業に合わせて、PRIMEPOWER版のISBY新バージョンは顧客の間でも高い評価を得ました。
「ISBY 2.5についてはPRIMEPOWERのみがSolarisプラットフォームとして認定されており、これだけを取っても我々のFujitsu Siemens Computer社とのパートナーシップがいかに重要なものであるかと物語っていると思います。」
今後の展望
プロジェクトの第1フェーズを無事完了したREAL Solutions社とFujitsu Siemens Computers社は、その後も導入顧客に対するサポートや、次世代IBSY の開発に取り組んでいます。
他にも、これらのソリューションの拡張性を高めるマーケティング支援プログラムやファイナンスパッケージの開発も密接な協力関係の中で進めています。
REAL Solutions社が採用した戦略は多くの顧客より好印象で受け止められています。KPMG Assurance Advisory Service社が2002年12月に発行した銀行業務システム調査書ではIBSYが顧客満足のカテゴリーにおいて一番高い評価を得たことが分かりました。その調査書ではIBSYのSolarisプラットフォーム移行の成功などが取り上げられました。
「REAL Solutions社、Fujitsu Siemens Computers社は、今後も高い顧客満足度を得られるよう協力関係を維持していきます。」
本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。
