富士通

原資料で約2700万ページ、180万件にのぼる膨大なアジア歴史資料をPRIMEPOWERに集約。検索機能等を付加してインターネット上で利用可能に。

PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。

各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。

国立公文書館 アジア歴史資料センター様


業種:官庁
ソリューション:歴史資料提供システム
製品:データベースサーバ PRIMEPOWER 800 1台、WWWサーバ等 PRIMEPOWER 200 10台

PDF印刷用 PDF版ダウンロード(1,407KB)

導入前の課題 導入による効果

アジア歴史資料を、インターネットを利用して広く提供することになった。

散在する膨大な資料を、横断的に閲覧することが可能になった。

歴史資料は、原資料で約2700万ページ、180万件にものぼる膨大なものであった。

検索機能により、素早く目的の資料を取り出せるようになった。

資料を登録、管理、公開、検索できるシステムを、セキュアに構築する必要があった。

万全のセキュリティによって、データの正確性を保持したまま広く公開することが可能になった。

国立公文書館 アジア歴史資料センター国の機関が保管するアジア歴史資料(原資料)を、インターネットを通じて提供する電子資料センターであり、国立公文書館において運営されているアジア歴史資料センター様(以下、敬称略)。近現代の日本とアジア近隣諸国等との関係歴史資料として重要な公文書、およびその他の記録をより身近に、簡便に利用できるようデータベース化し、多くの方々にアジア近隣諸国と相互理解していただけるよう尽力されています。
こうした活動のために構築された”歴史資料提供システム”に、PRIMEPOWERが活用されています。


導入の背景

約2700万ページの画像情報と、180万件もの目録情報。
これらを登録、管理、公開、検索できるシステムをセキュアに構築する。

国立公文書館、外務省外交史料館、防衛庁防衛研究所などの国の機関が保管する資料は、機関ごとに整理され、その大部分が閲覧可能なものとして提供されていました。
こうした各資料のうち、特に近現代の日本とアジア近隣諸国等との関係に関わる歴史資料として重要な公文書、およびその他の記録を”アジア歴史資料”として位置付け、より多くの方々に利用してもらおうという計画が立ち上がる。そこでインターネットを利用し、広く提供できるシステムを構築することになりました。

しかしこのアジア歴史資料は、原資料で約2700万ページ、180万件にものぼる膨大なもの。
これだけ膨大な資料となると、一度に集約して提供することは不可能です。そこで当初は200万ページ、12万件を提供することとし、それ以降は年4回程度、年間で約250万ページずつ追加していくことにしました。そしてこれらを登録、管理、公開、検索できるセキュアなシステムを構築することになりました。

そこで富士通はPRIMEPOWER800を核とし、サービス提供に必要な各種システムを組み合わせた”歴史資料提供システム”をご提案いたしました。

導入のポイント

大量かつ学術性の高い資料を扱うため、信頼性・可用性を最重要視。
また、データを追加する際などの拡張性も大きなポイントだった。

システム構築の最重要事項は、信頼性・可用性の高さでした。
扱うデータが歴史資料という性質上、システムは24時間365日確実に稼働する信頼性と、不特定多数のエンドユーザが利用することができる可用性を兼ね備えるものでなくてはなりません。PRIMEPOWERは、そうした要件に応えるプラットフォームでした。

また、歴史資料および利用者の増加に対して、容易に性能強化できる拡張性もポイントのひとつでした。
登録する資料があまりに膨大なため、分割して登録する必要があり、システムもそうした際にスムーズに拡張できることが重要です。また、日本だけでなくアジアをはじめ諸外国の人々にも利用してもらうことを想定しているので、アクセスが増加してレスポンスが低下した場合などにも、すぐに対応できなくてはなりませんでした。そうした拡張性、性能強化という面でもPRIMEPOWERは安心して採用していただけました。

システム概要

16CPUを状況に合わせて振り分け、最適な運用を実現。
さらに共有ファイルサーバを併せて導入し、ユーザビリティに配慮。

画像情報、目録情報はセンターでオペレータによって一次登録された後、最終的に公開情報となって利用者に提供されています。システムの概要としては、以下のサブシステムにて構成されています。

製品写真

製品写真


  • 「画像データベース」
    Oracleを採用し、マスタ系データベースとして大容量の画像情報および目録情報を管理しています。
  • 「データ投入システム」
    画像を管理するデータベースへ、各機関からCD-Rで提供された情報を登録するためのシステムです。
  • 「全文検索システム」
    IntelligentSearchを採用し、利用者が必要な資料を容易に取り出すことを可能にします。
  • 「運用管理システム」
    利用者に対して24時間365日信頼性の高いサービスを提供する、運用・保守の全般的な機能を提供しています。
  • 「セキュリティシステム」
    重要かつ改ざんの許されない歴史資料を、外部からの破壊等の不正アクセスから保護します。
ハードウェアデータベースサーバ
PRIMEPOWER800 1台
WWWサーバ等
PRIMEPOWER200 10台
ストレージEMC社製
Symmetrix8730
エンタープライズ
ストレージシステム
バックアップStorageTek社製
L180テープライブラリー
OS日本語版Solaris 8 OE
日本語版Solaris 7 OE

システム概要

システム概要図

システム概要の拡大図 (新しいウィンドウで表示)

導入効果:1.異なった資料館が保管する膨大な資料を、横断的に閲覧することが可能になった。2.検索機能を組み込んだことで、素早く目的の資料を取り出せるようになった。3.万全のセキュリティによって、データの正確性を保持したまま広く公開することが可能になった。

センターの紹介

センター写真アジア歴史資料データベースはインターネットを通じてどなたでもご利用になれます。
センターでは、小規模ながら端末機を設置した閲覧室を設けております。どなたでも利用できますが、小学生は大人同伴、中学生以上は学生証、免許証、パスポート等の写真付身分証明書の提示が必要です。なお、利用時間は10時~17時(入室は16時30分まで)、土・日曜日、祝日、年末年始は休館です。


所在地東京都千代田区平河町2丁目1番2号 住友半蔵門ビル別館4階
URLhttp://www.jacar.go.jp/