富士通

求められたのは、合併によるシステム統合と将来の拡張性。
的確なシステム提案とそのシステムを支えるPRIMEPOWERがそれを実現。

PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。

各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。

ジヤトコ株式会社様


業種:自動車部品
ソリューション:工場系システム(お客様内名称:「JEMS」)
製品名:PRIMEPOWER 400

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導入前の課題 導入による効果
  • 合併によるシステムの統合
  • 合併による拠点数の増加でシステム管理負荷やコストが増大
  • 将来的な事業の拡大を見越した拡張性の高いシステム
  • 事業所や工場などの現場が主体となった自立運営の実現
  • オペレーティングコストをはじめとするトータルな運用コストを削減
  • 将来の事業拡大を見据えた柔軟な拡張性の確保
  • 富士通の充実したサポート体制による安心の運用
ジヤトコ株式会社 本社社屋
▲ジヤトコ株式会社 本社社屋

自動車の基幹部品であるオートマチックトランスミッション(AT)。この開発・製造および販売を手がけているのがジヤトコ株式会社様(以下、ジヤトコ)です。同社は、ステップ式AT、CVT(Continuously Variable Transmission )、ハイブリッドシステムといったフルラインナップを取り揃え、国内外の自動車メーカー26社に製品を納入。世界中の自動車メーカーの戦略的パートナーとして、インテリジェントなパワートレイン・システムの開発からサービスまでを総合的に手がけることができる最先端のサプライヤーを目指しています。特にCVTにおいては、世界トップクラスの技術力・開発力誇っています。

同社は、1999年に日産自動車のトランスミッション製造・開発部門が独立・分社化したトランステクノロジー社と合併し、日産自動車の関連会社としては中核的な存在として売上高4000億円規模(2002年度見込み)の企業に成長。その際に、2社がそれぞれ利用していたメインフレームシステムを統合しオープン化。再構築した工場系システムを支えるプラットフォームがPRIMEPOWERです。今回はそのPRIMEPOWERの導入の背景、選択のポイントなどについて、情報システム部長 浅井正克氏と情報システム部 主担 佐野光英氏にお話を伺いました。


導入の背景

合併による業務の一本化により、シナジー効果を上げること
さらに、今後の業務拡大に対応できる拡張性と集中監視が求められていた

浅井正克氏
▲情報システム部長
浅井正克氏

ジヤトコでは、1999年にトランステクノロジー社との合併にあたり、業務統合とともに両社のシステムを統合化する必要性が生じてきました。情報システム部長浅井正克氏は、「グローバル化という観点からは、国内だけでなく海外の自動車メーカーに対しても、いかにスピーディーに効率良く製品を提供できるかが勝負の分かれ目となります。ただ単に合併しただけでは、設計、部品の調達、購買などの業務体系が各々に稼働することになり、非効率的でシナジー効果が望めません。業務プロセスの有機的な連携を実現して、はじめて意味のあるものになります」と、システム統合の背景について語ります。

さらに、最近では従来のような見込み生産ではなくなり、生産指示から出来上がりまでの生産リードタイムを短縮し、顧客ニーズへ迅速に対応することが求められています。「こうした現状にスピーディに対応するため、工場系システムを再構築し、現場主体となった自立運営ができる仕組みを確立したいと考えました。その際に、将来的な事業拡大に対応できるシステムの拡張性と、センターで集中監視できることが必須条件でした」と、同氏は付け加えます。


導入のポイント

ジヤトコの求めるニーズを的確に読み取った富士通の提案力

佐野光英氏
▲情報システム部
主担 佐野光英氏

ジヤトコでは、今回の工場系システムの構築にあたり、富士通を含む3社からの提案を受けました。そしてそれらを検討した結果、各拠点や工場に管理サーバを分散させず、センターで集中監視できる3階層型システムを提案した富士通を選択しました。

同社で情報システム部主担を務める佐野光英氏は、「リードタイムが短くなり、現場で先を見ながら自立運営ができるよう、システムも人の意識も根本から変えていく必要がありました。そこで、これまでのシステムやお付き合いのあったベンダーとのしがらみなどをいったん全部捨て、本当にニーズにマッチしたものを作ろうということになりました。そこに、富士通から集中管理が可能な3階層型システムの提案がありました。3社のうち、当社での採用実績は富士通が一番少なかったのですが、弊社の求めるシステムを提案してきたという点で富士通は満点に近かった」と言います。


“Oracleと親和性の高いUNIXサーバ”がPRIMEPOWERの選択ポイントに

当初は、従来のメインフレームからのオープン化において、信頼性の面で不安があったそうです。しかし、自動車業界におけるシステムのダウンサイジング、費用対効果を上げるといった要件もあり、オープン化に踏み切ったそうです。「弊社では、長期の休みを除いて基本的にシステムは24時間365日稼働しており、その環境に応えられるだけの信頼性は必須でした。確かに、オープンシステムはメインフレームほどの信頼性はありません。しかし、コストダウンと従来のバッチ処理型からの脱却を目指し、オープン化に踏み切りました。そしてこの基幹システムのデータベースサーバには、信頼性の観点からOracleと高い親和性をもつ富士通のUNIXサーバPRIMEPOWERを選択しました」と、佐野氏は語ります。

システム概要

センター集中管理型のシステムを9工場同時に立ち上げ

基幹系システムをはじめ、工場系システムのDBサーバ、アプリケーションサーバ、監視サーバなどは、すべてセンター側で設置・管理。このセンター側のシステムで決定された生産指示を、WANを経由して各事業所や工場に伝達し、現場での成果データを再びセンターに返すという仕組みになっている。構築したシステムを”9工場同時に立ち上げる”という極めて困難な試みにもかかわらず、問題なく稼働しました。

このシステム構築や運用開始に対して、佐野氏は次のように語っています。「提案における信頼性が一番です。業務要件を的確に把握し、アプリケーションを作成していただいたことで、非常に満足のいくシステムができあがりました。また、大幅に方向転換した際にも、柔軟かつ粘り強く対応してもらえた。そしてなにより、トップが注目していた「9工場一斉立ち上げ」に成功したことは、本当に奇跡的。富士通への信頼度が大きく増しました」

システム概要図

導入効果:1.事業所や工場などの現場が主体となった自立運営の実現。2.オペレーティングコストをはじめとするトータルな運用コストを削減。3.将来の事業拡大を見据えた柔軟な拡張性の確保。4.富士通の充実したサポート体制による安心の運用。

今後の展望

さまざまなビジネス環境の変化に今後も柔軟に対応していく

浅井氏と佐野氏
▲今後の展望を語る
浅井氏と佐野氏

同社の今後の展望について浅井氏は、「燃費の問題や環境資源保護、ATのさらなる小型化、多様化など、今後も世の中は常に変化していきますから、弊社もどんどん改善していかなければなりません。今回のシステムは、そうした変化に対する柔軟性を備えているため、安心して改善していくことができます」と語ります。

一方、佐野氏からは「万一システムがダウンしてしまった時にどうするかではなく、ダウンする前にどううまく対応できるかといったリスク管理の観点から、さらに信頼性を高めるための提案などがあればいただきたい」と、戦略パートナーとしての富士通に期待の言葉をいただきました。


会社概要

所在地静岡県富士市今泉700番地の1
従業員数約7500名
資本金299億3,530万円
事業内容変速機および自動車部品の開発、製造および販売
URLhttp://www.jatco.co.jp/