富士通

建機レンタルビジネスを全体最適化する新基幹システムをPRIMEPOWER で構築

PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。

各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。

株式会社カナモト様


業種:建設機械/情報機器レンタル業、鉄鋼製品販売業
ソリューション:販売管理、在庫管理、会計システム
ハードウェア:PRIMEPOWER 850, 650, 200、ETERNUS3000
ソフトウェア:SafeCLUSTER、Interstage、Systemwalker、Oracle9i Database

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導入前の課題 導入による効果

新たなビジネス要件に対応できる新基幹システムを実現すること

基幹システムをオープン化。Web ベースの運用によるビジネス要件に柔軟に対応できるシステムを構築

メインフレームと同等の信頼性を確保すること

SafeCLUSTER 、Interstage 等富士通製ミドルウェアで高信頼システムを実現

システムの変更に容易に対応できること

更新系業務にはアプレットを、参照系はサーブレットを採用することで機能性と高速性を両立

「基幹システムには高度な信頼性と可用性が不可欠。そのためには小規模から大規模までのシステム構築で豊富な実績を誇る富士通をパートナーに選ぶのが最適と考えました」

市場環境がめまぐるしいスピードで変化する現在、ビジネス全体の最適化をいかに実現するかが大きな課題となっています。そこで建設機械レンタル大手の株式会社カナモト様(以下、敬称略)では、基幹システムの全面再構築プロジェクトに踏み切りました。オープンシステムによる新たなIT インフラを確立することで、様々な業務情報をスピーディーかつシームレスに活用できる環境を実現するのが狙いです。この新たな基幹システム「SHAZZAN(シャザ-ン)」(システム名称)を、PRIMEPOWERをはじめとする富士通の製品群がしっかりと支えています。

導入の背景

建機レンタルのリーディング・カンパニーとして飛躍的な成長を遂げる

株式会社カナモト
広報課長
高山 雄一 氏

建設機械レンタルで全国有数の規模を誇るカナモト。北海道室蘭市で鉄鋼製品販売を生業としていた同社は、まだニッチ産業だった建機レンタル事業を展開、高度成長期の追い風も受け、事業規模を急速に拡大しました。急成長とともに、1991年には札幌証券取引所上場、96年の東証二部上場、そして2 年と待たずに東証一部に昇格と、大企業へ変貌を遂げます。

カナモトでは、取得価で800億円超、数十万点にのぼる最新鋭のレンタル用建機をラインナップしており、全拠点に整備スタッフを配置して、顧客がベストの建機を活用できる体制を敷いています。整備の確かさは、「カナモト」が海外において高品質中古建機のブランドとして広く浸透していることからも伺えます。

常に最先端を行くカナモト。昨今注目のIR(注1)活動にも積極的で、2003年には日本個人投資家協会から「IR優秀企業」として表彰されています。

このようなカナモトの発展を支えてきたものの一つが、70年代後半から取り組んできた業務の電子化でした。85年には業界他社に先駆けて全店オンライン・システムを構築。広報課長の高山雄一氏は、「レンタルでは稼働率をいかに上げるかが重要です。次期導入機種決定や需要予測には、請求業務に始まり整備日程・コスト管理など、個別管理が必須。これは、オンラインによって初めて成せる業でした」とシステムの重要性を指摘します。

カナモトのシステム構成は、富士通のメインフレームであるM130F, M340R, その後継であるM770, GS8400 と、時代に即応してきたネットワークの系譜でもあります。そして2004年1月、従来のメインフレームで構築したシステムに代わり、オープンシステムで構築した基幹システムが稼働しました。

注1) インベスター・リレーションズ:投資家向け戦略的広告


導入のポイント

ビジネスの全体最適化を図るべく基幹システムを再構築

株式会社カナモト
執行役員
情報システム部長
熊谷 浩 氏

膨大な資産を伴うほど躊躇する基幹システムの再構築。カナモト 執行役員 情報システム部長 熊谷 浩氏は「これまでは個別業務の効率化がシステム構築の主な目的でしたが、現在ではビジネスの全体最適化をいかに実現するかが問われています。しかし、メインフレームベースの旧基幹システムは80桁× 24行という画面サイズの制約に縛られており、これ以上新たな業務要件を盛り込んでいくことが困難でした。今後に向けた新たなビジネス基盤を確立するためには、レガシーシステムからの脱却を図るしかありませんでした」と、再構築に至る経緯を語ります。

新たな基幹システムのプラットフォームとして選ばれたのが、UNIX サーバ「PRIMEPOWER」、高性能ストレージ「ETERNUS」をはじめとする富士通のプロダクト製品群でした。「基幹システムを構築する上では、信頼性と可用性の確保が最も重要なポイントになります。その点で、富士通は数多くの小規模から大規模のシステムを構築してきた実績を持ち、主要なハードウェアやソフトウェアを自社開発されています。またこれまでも長年にわたり当社のシステムをしっかりとサポートしていただいていましたので、今回も最初から、富士通が最善という結論に達していました」(熊谷氏)。

今回の新基幹システムの構築作業は、富士通と地元札幌のSI企業である株式会社エイチ・アイ・ディが連携して技術面でのサポートを行いました。


システム概要

高信頼性・高可用性システムをPRIMEPOWERで実現

システム概要図

新基幹システムでは、データベースサーバ用にPRIMEPOWER 850 とPRIMEPOWER 650 を導入。SafeCLUSTER によりクラスタシステムを構築することで、信頼性と可用性を向上させています。また、PRIMEPOWER 650 にはバックアップサーバとしての機能も持たせ、IT リソースの有効活用を図っています。これ以外にも、アプリケーションサーバ用に5 台、ロードバランサ用に2 台、運用管理サーバ、電子帳票サーバ、開発サーバ用に各一台ずつPRIMEPOWER 200 が導入されています。

今回の新基幹システムはすべてUNIX で構築されています。熊谷氏は、「これには当社の情報機器レンタル事業部でUNIX ワークステーションを取り扱っていることが影響しています。情報システム部門のスタッフも日頃からUNIX に慣れ親しんでいますし、OS であるSolaris(TM)Operating Environment の信頼性も高いですから」と同社の恵まれた環境を紹介します。「WebアプリケーションサーバにはInterstage Application Server を採用し、更新系の業務はJava アプレットで、参照系の業務はOracle のPL/SQL やサーブレットで構築しています。カナモトにとって業務システムを本格的にJava で構築するのは今回が初めての経験でしたが、Java統合開発環境であるInterstage Apworks を活用することで生産性向上を実現できました」(熊谷氏)。

バッチ系業務などのメインフレームのCOBOL資産については、NetCOBOL を利用することでスムーズな移行を果たしています。

加えて、「ストレージにETERNUS3000 を導入したことで、バッチ業務の大幅な効率化も実現できましたね。旧システム時代は夜間のバッチ処理に3時間以上掛かっていたのですが、現在ではOPC機能(注2)のおかげであっという間に処理できます。実は、稼働開始直前にRDBMS に障害が発生したのですが、このときもOPC機能のおかげで迅速に復旧できました」と高く評価します。

注2) One Point Copy:ディスクアレイ内のLUN上の連続するブロック群を、同じディスクアレイ内の異なるLUN上の領域に高速にコピーする機能。

今後の展望

新たなITインフラを駆使してさらなる成長を目指す

カナモトが提供する多彩な建設機械

PRIMEPOWER とETERNUS による新基幹システムが稼働したことで、次世代のビジネスを支える新たなIT インフラが確立しました。熊谷氏は「新システムの信頼性・可用性について、問題は感じていません。しかも、以前のような画面サイズなどの制約を受けずに、最適なシステムを構築していくことができます。容易になったシステム間連携によって、様々な情報をより有効に活用していきたいですね」と抱負を語ってくれました。

「今後も新しいテクノロジーが次々と登場してくると思われますが、そうしたものが必要になった時にはすぐ利用できるよう、着実に準備をしておきたいと思います。富士通のバックアップにも大いに期待しています」と語る熊谷氏。「SHAZZAN」(シャザーン)というシステム名称については、「他意はないのです。いつも僕らのそばにいて希望を叶えてくれる、童話やアニメの大魔王の名前を拝借しました」。

成長するカナモトのビジネスを、富士通のソリューションがこれからも確実にサポートしていきます。


会社概要

所在地〒060-0041 札幌市中央区大通東3丁目1番地19
設立1964年10月28日
資本金85億9,673万円(払込済資本金)
売上高604億9,400万円(2003年10月期)
営業拠点139カ所
従業員数1,110名
事業内容建設機械レンタルのパイオニア的企業として知られる。豊富な商品ラインナップとオンライン網を駆使した管理システム、万全のメンテナンス体制で数多くの顧客企業を獲得。また鉄鋼製品販売事業や情報機器レンタル業など、幅広いビジネスを展開している。
URL

http://www.kanamoto.co.jp/ (新しいウィンドウで表示)