富士通

安全で円滑な交通環境を支える「交通管制システム」の
プラットフォームにPRIMEPOWERを採用

PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。

各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。

オムロン株式会社様


業種:制御機器・電子部品・健康機器等製造事業、公共ソリューション事業
ソリューション:交通管制システム
ハードウェア:PRIMEPOWER 450
ソフトウェア:SafeDISK、Oracle8i Database

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導入前の課題 導入による効果

信号機制御を24時間・365日にわたって確実に行うこと

システムの冗長化構成による活性保守でノンストップ稼働を実現

膨大な交通量データを確実に処理すること

PRIMEPOWER能力をフル活用し、迅速なデータ処理を実現

長期にわたるシステムライフサイクルに対応すること

富士通のサポート力によって、安定したシステム環境を継続して提供

「センサー技術を駆使して交通管制システムを構築。24時間・365日の運用を支えるプラットフォームにPRIMEPOWERの高性能・高信頼性が大いに役立っています」

数ある情報システムの中でも、高度な信頼性を要求されるのが、私たちの生活を支える社会・公共システムです。オムロン株式会社様(以下、敬称略)では、道路に敷設されている信号機の制御や各種交通情報の提供を行う「交通管制システム」を構築。車両の円滑な流れと交通の安全性確保に貢献しています。この重要なシステムのプラットフォームに採用されたのが、富士通のUNIXサーバ「PRIMEPOWER」です。高度な処理能力や拡張性を活かすことで、複雑化・高度化する交通ニーズに確実に応えています。

導入の背景

センサー技術を活用し「交通管制システム」を手がける

オムロン 交通ソリューション事業部
ソリューション技術部 プロジェクトマネージャ
藤本 雄一 氏

自家用車やバス・タクシーなどで、日頃何気なく利用している幹線道路。実はそこにある信号機が、高度なITシステムによって緻密に管理されていることをご存じでしょうか。たとえば朝夕のラッシュ時など、交通量の多い時には青信号の時間を長く、逆に夜間の空いている時には時間を短くするといった具合に、その時々の交通事情に合わせた制御が行われているのです。

こうした信号機制御を行っているのが、各都道府県の交通管制センター内に構築された「交通管制システム」です。交通表示板や、交通情報ラジオ・Fax、VICS、インターネットなどへの交通情報提供も、交通管制システムが行っています。

産業機器・電子部品メーカー大手のオムロンでは、この交通管制システムの構築を約40年にわたって手がけています。

オムロン 交通ソリューション事業部 ソリューション技術部 藤本 雄一氏は「車両感知器に用いられているセンサー技術など、高度なデバイス技術が当社の強みです。これを活かすことで、より最適な交通ソリューションを提供していきます」と力強く語ります。現在はセンターでの集中制御が主流ですが、同社ではリアルタイム予測型信号制御によって特定地点での最適制御を実現する「SPROUT」や、複眼カメラの視差を利用することで、車両を高精度に把握する技術など、様々な独自技術も有しています。

交通管制システムはライフサイクルが長いため、構築時期の異なるシステムを、並行して運用していく必要があります。また、重要な社会システムであるだけに、ソリューションに用いるIT機器に対する要求も厳しくなっています。2002年にはサーバの更新作業が発生し、この時も今後のシステムを支える製品に何を採用するか、綿密な検討が行われました。


導入のポイント

保守の信頼性・継続性からプラットフォームは富士通を選択

オムロン 交通ソリューション事業部
西部ソリューション事業統括部
桐吉 弘司 氏

交通管制システムの最大の特徴は、システムダウンが絶対に許されないことです。信号機制御に障害が発生すれば、交通に混乱を引き起こすことにもなりかねません。信号機は24時間・365日、一瞬たりとも休むことなく動き続けています。これを確実に支えて行かなくてはならない交通管制システムには、通常の業務システムとは比較にならないほどの高信頼性・高可用性が要求されるのです。

こうした条件を満たせるシステムのプラットフォームとして選ばれたのが、富士通のUNIXサーバ「PRIMEPOWER」です。

その理由を、「交通管制システムはシステムライフサイクルが極めて長いため、サポートの充実度や継続性が重要なポイントになります。たとえばハードウェアに障害などが発生した時に、もう部品がないとかサポートができないといったことでは話になりません」と語る藤本氏。オムロン 交通ソリューション事業部 西部ソリューション事業統括部 桐吉 弘司氏も「マルチベンダでシステムを構築すると保守費用が増加してしまうため、一社でトータルなサポートを提供してくれるベンダが望ましいのです。その点で富士通はこれまで長年にわたって確実に我々をサポートしてくれており、その実績には十分満足しています。今後も交通管制システムの安定稼働を実現していくためには、富士通を引き続きITパートナーに選ぶのがベストだと考えました」と語ります。


システム概要

膨大な交通量データを確実に処理し最適な信号機制御を実現

交通管制システムの概要は、次のようになっています。まず交通管制センターでは、管轄下の主要道路や交差点に設置された車両感知器などを通じて車両の台数や走行速度を計測し、渋滞が発生している場合にはその長さなどの情報を算出します。

次に、これらの情報をもとに、信号機を最適に制御するためのデータを計算。さらに算出されたデータに基づいて、最適なタイミングで信号機を動作させます。これと同時に、先に述べたような各種メディアへの提供情報に加工しています。

ノンストップ稼働を実現するために、交通管制システムのアーキテクチャには様々な工夫が加えられています。その一例としては、「PRIMEPOWER」などの上位装置・専用の下位装置・信号機と、多階層にわたる制御を行っていることが挙げられます。下位装置や信号機単体でもある程度の制御が行えるため、たとえ上位装置がダウンしても、いきなり信号機が止まることはないというわけです。

システムで利用されるサーバについても、特に信頼性・可用性が要求される場合は富士通のクラスタ・ソフトウェア「SafeCLUSTER」を活用し、システムの安定稼働を実現しています。

またディスク装置は、富士通のボリューム管理ソフト「SafeDISK」を利用して二重化しています。桐吉氏は「『SafeDISK』を採用したことで、活性保守が行えるようになったメリットは大きいですね。何しろ、メンテナンスや障害対応の際にも、システムを止めることはできませんから」と満足げに語ります。

大量のデータを処理しなくてはならない交通管制システムにおいては、強力な処理能力も不可欠ですが、この点においてもまったく不満は感じていないとのことです。「ラックマウント型になったことで、設置スペースも以前に比べて大幅に削減できました。また消費電力が低減している点も大きいですね。電気代は毎月かかるものですから、かなりのコスト削減につながっています」(桐吉氏)

今後の展望

システムを活用し世の中のニーズにあった、安全・安心環境の向上

交通管制センター

藤本氏は今後の展望を、「情報提供分野での取り組みが一段落したため、今後は信号機制御のレベルをさらに引き上げていきたいと考えています。重要な社会インフラの構築を通じて、よりよい社会を作り上げていくのが我々の役目。これからも人々の生活に役立つ技術を積極的に開発し、社会に貢献していきたいですね」と抱負を語ります。

桐吉氏も「当社では『われわれの働きでわれわれの生活を向上しよりよい社会をつくりましょう』を社憲として掲げています。信号機制御についても、まだまだチャレンジすべき点は残されています。今回構築したシステムを活用することで、より安全・安心な環境をトータルに実現していきたい。またそこで得た技術やノウハウを活かして、さらに新たな分野にもチャレンジしていければと思います」と熱く語ります。


会社概要

所在地〒600-8530 京都市下京区塩小路通堀川東入
創業1933年(昭和8年)5月10日
設立1948年(昭和23年)5月19日
資本金640億8,200万円(2004年3月31日)
売上高5,848億8,900万円(2003年度)
従業員数24,481名(オムロングループ)
事業内容「センシング&コントロール技術」をコアテクノロジーに、制御機器・FA事業、電子部品事業、車載電装部品事業、金融・公共ソリューション事業、健康機器事業など多彩な事業を手がける。2000年から、21世紀企業の創造を目指す活動「GD2010」を展開中。
URL

http://www.omron.co.jp/ (新しいウィンドウで表示)