基幹システムをオープン化、
24時間365日のノンストップ運用をPRIMEPOWERが実現
PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。
各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。
UCC上島珈琲株式会社様
業種:製造
ソリューション:販売物流システム(UCCgroup System Plan 2000 システム)
ソフトウェア:SafeCLUSTER、Interstage Application Server、Oracle8i Database、JP1
ハードウェア:PRIMEPOWER 1000, 400, 200、PRIMERGY ES320
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| 導入前の課題 | 導入による効果 | |
|---|---|---|
基幹システムの運用コストと負荷を軽減すること |
基幹システムをオープン化。Webベースの運用とバッチジョブのスケジューリングによる自動化などにより運用負荷を軽減 |
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グループ企業全体のデータを一元管理できること |
グループ各社の既存システムを統合した、センター集中処理システムの構築 |
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全国からの受注に対応できる高性能と24時間365日ノンストップの可用性を保証できること |
DBサーバ、APサーバなど中核サーバにPRIMEPOWERを採用し、クラスタリングによりさらに信頼性を向上 |
「サーバに求めたのは、メインフレーム並みの性能と信頼性。この条件にかなったのが、富士通のUNIXサーバPRIMEPOWERでした」
コーヒーの代表的なブランド「UCC」。そのメーカであるUCC上島珈琲様(以下、敬称略)は、グループ全体で多様な業務用食材の販売・物流を展開しています。今回、メインフレームで稼働する基幹システムの「販売物流システム」をオープン化。併せて、グループ各社が個々に構築してきた、販売物流向けのシステムも「UCCgroup System Plan 2000 システム」として統合しました。全国の6000軒近いお客様からの注文に、24時間365日ノンストップで対応する新基幹システム。そのために不可欠な高性能と高信頼性を実現するサーバとして採用されたのが、富士通のUNIXサーバPRIMEPOWERでした。
導入の背景
課題は運用のコストと負荷の軽減
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| UCCコンピューターテクノロジー株式会社 代表取締役社長 斎藤 修 氏 |
世界で初めて缶コーヒーを開発したのが、UCC上島珈琲です。最近では、同社の「ブラック無糖」が大きな反響を呼び、ブラックコーヒーの市場を大きく拡大しています。
また、チェーン展開のカフェ「UCCカフェプラザ」も注目を集めています。サイホンやネルドリップを使った、味にこだわったコーヒーを提供。中高年層を中心とする、コーヒー好きの方に支持されています。
コーヒー専業メーカに見えるUCC上島珈琲ですが、グループ全体で、レストランや喫茶店に食材一式を提供する業務用卸しも行っています。スパゲティの麺、食パン、マーガリン、ジャム、そして、生鮮食料品や冷凍食品を仕入れて、販売。レストランや喫茶店、さらにコーヒーを卸す小売拠点も合わせると、グループの顧客数は全国で10万軒近くに及びます。
同社では、これら販売物流システムにメインフレームを利用してきました。「ハードウェアの老朽化もあって、新システムの検討に入っていました。課題となっていたのは、運用のコストと負荷の軽減です」と、グループ全体のシステム構築や情報処理を担当しているUCCコンピューターテクノロジー株式会社(以下、UCOT)代表取締役社長 斎藤 修 氏は語ります。
導入のポイント
8万件/15分のデータのノンストップ処理が必須要件
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| UCCコンピューターテクノロジー株式会社 サポート・サービス3部 マネージャー 秋山 毅 氏 |
UCC上島珈琲では、会計システムや給与など、既存システムのオープン化を早くから進めてきました。しかし、最後まで残ったのが基幹システムである販売物流システムでした。大規模で複雑なシステムであり、なかなか手を付けられずにいたのです。
また、バックアップのため夜間3交替で作業に当たるなど、オペレーションも大きな負担でした。
更に、グループ各社のシステムは個別に構築・運用されてきたことから、商品や顧客のコード体系も統一されていません。そこで、新システム構築にあたっては、これらグループ全体のシステムを統合して、データの共通化を目指しました。
富士通は、UCC上島珈琲に対して、2000年7月から2ヵ月間をかけて、綿密な業務分析とコンサルティングを行いました。そこで焦点になったのは、分散処理にするか、集中処理にするか、でした。
2000年9月から集中処理を前提として実行計画を立て、システム設計を開始。全国から一斉に寄せられる発注データを短時間で処理できる能力、具体的には15分あたり8万件の処理を24時間365日ノンストップで継続できることを求めました。
このシステムを実現するためシステムの基盤となるオープンプラットフォームに要求されたのは、高性能・高信頼です。このサーバとして選択されたのが富士通のUNIXサーバPRIMEPOWERでした。2000年7月よりシステム構築に着手し2001年9月に稼働を開始。その後、順次グループ会社のシステムをセンター集中システムへの移行を実施し、2002年9月にグループ全体の移行が完了しました。
システム概要
PRIMEPOWERをクラスタ化して高可用性を保証
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| UCCコンピューターテクノロジー株式会社 サポート・サービス3部 係長 藤本 知久 氏 |
「システムの最大の特長は、24時間365日稼働を保証するメインフレーム並の信頼性です。また、全国の拠点に散らばる端末操作をWebベースに変更することにより、各端末のバージョンアップなどメンテナンスの手間を大幅に減らすことができました」と、システムのポイントをUCOT サポート・サービス3部 秋山 毅 氏は語ります。
データベース・サーバには高性能なPRIMEPOWER 1000を2台のクラスタ構成(SafeCLUSTER)にして、信頼性を確保。アプリケーション・サーバにはPRIMEPOWER 200を4台で並列処理。稼働しているミドルウェアはInterstage Application Serverです。また、Interstage Traffic DirectorをPRIMERGY ES320に搭載。ロード・バランサとして、アクセスの平準化を実現しています。これもクラスタリングして、信頼性を確保しています。
日立製作所の運用管理ソフト「JP1」により、バッチジョブのスケジューリングを行い自動化。また、メインフレームで行っていたテープバックアップ処理を新システムではディスクバックアップにすることで、運用負荷を大幅に軽減することができるようになりました。更に信頼性を維持するため、運用上さまざまな工夫が加えられています。
「システムの設計において、メインフレーム並の管理/運用体系を要求しました。例えば、システムの異常を感知した場合、ランプやメッセージが表示されるだけでなく、システム責任者の携帯電話に連絡が届くようにしています」と、サーバの運用を担当しているUCOT サポート・サービス3部 係長 藤本 知久 氏は語ります。

今後の展望
グループ全体での事業再編に対応
「今回のシステム構築はとてもうまくいきました。大変満足しています」と、斎藤 氏はPRIMEPOWERを核とする新システムを高く評価しています。
データの一元管理と業務の標準化によって、グループ全体での事業再編がスムーズにできるようになりました。また、人材の有効活用ができるようになった点も、大きなメリットです。業務を標準化できたことで、グループ間の活発な人事交流が可能になりました。重複していた事業を統合したり、関連する事業を1社に集中させたりすることがダイナミックにできるようになったのです。もちろん、当初の目的であったコストの大幅削減も実現しています。「私たちUCOTは、ビジネスの拡大策として、今回のシステム構築で培ったノウハウと人材を、外販に使って行きたいと考えています」と斎藤 氏は今後への意欲を語ります。
UCCグループのITコストと運用負荷の軽減。そして、事業再編成の促進。今回の基幹システム再構築は、UCCコンピューターテクノロジーの攻めの経営を力強く支援しています。
会社概要
| UCC上島珈琲株式会社 | |
|---|---|
| 所在地 | 〒650-0046 神戸市中央区港島中町7丁目7番7 |
| 設立 | 昭和26年5月28日(創業 : 昭和8年5月1日) |
| 資本金 | 49億6,000万円 |
| 従業員数 | 1,786名 |
| 事業内容 | コーヒー、紅茶、ココアの輸入並びに加工、販売。缶コーヒーなどの飲料の製造、販売。各種食材の仕入、販売。 |
| URL | http://www.ucc.co.jp/ (新しいウィンドウで表示) |
| ユーシーシー・コンピューターテクノロジー株式会社 | |
|---|---|
| 所在地 | 〒650-0015 神戸市中央区多聞通5丁目3番8号 |
| 設立 | 平成2年9月(事業開始10月1日) |
| 資本金 | 1億円(UCC上島珈琲株式会社100%出資) |
| 従業員数 | 42名 |
| 事業内容 | 上島珈琲株式会社(現在名:UCC上島珈琲株式会社)情報システム室が分離独立して設立。ソフトウェアの開発、情報処理サービス(システムインテグレーション)、システムコンサルティング等に従事。 |
| URL | http://www.ucot.co.jp/ (新しいウィンドウで表示) |



