急増するお客様からの注文と膨大な顧客情報の管理に対応
PRIMEPOWERとETERNUSの導入により受注リードタイムを30~40%に削減
PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。
各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。
有限会社財宝様
業種:流通業
ソリューション:通信販売システム
ハードウェア:PRIMEPOWER 450、ETERNUS3000
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| 導入前の課題 | 導入による効果 | |
|---|---|---|
膨大な顧客情報、購買履歴の検索に時間がかかり、顧客サービスの向上が図れない。 |
個々のお客様の購買履歴を検索~表示するまでの時間が大幅に改善され、顧客対応の効率が向上。 |
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顧客情報を格納するディスク容量に余裕が無くなった。また、データ量の増大により、バックアップが一晩で取れない。 |
様々な情報を安全かつ効率的に格納し活用を可能にするストレージの採用で、十分なデータ容量を確保するとともに万全なバックアップ体制を実現。 |
「急増するお客様にきめ細かな対応をするため、高性能なシステムが必要でした。PRIMEPOWER(プライムパワー)とETERNUS(エターナス)の高いパフォーマンスは、膨大な顧客情報の中から購買履歴をスピーディーに検索~表示し、お客様にタイムリーなサービスの提供を可能にしてくれました」
温泉水などの通信販売で知られる有限会社財宝様(以下、敬称略)は、さらなる成長に向け通信販売システムを再構築しました。ここ数年130%以上の伸び率を記録するほど急成長を続けており、さらなる顧客サービスの向上を図るとともに、増え続ける顧客情報の管理に対応するためです。その新システムのプラットフォームに選ばれたのは、パフォーマンス/スケーラビリティ/信頼性に優れた富士通のUNIXサーバPRIMEPOWERとストレージシステムETERNUSでした。
導入の背景
急増する注文に対応すべく通信販売システムの再構築に着手
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| 財宝グループ グループ各社 代表取締役社長 水迫邦男氏 |
鹿児島の南国特有の澄んだ空と明るい陽射しの下、シラス台地の地下1,000メートルから湧き出す水は推定6500年前の温泉水です。その豊富な湯量と天然のビフォアクロレラを含んだ「財寶温泉」は、健康増進のための飲む温泉水として広く全国の愛飲者に親しまれています。
有限会社財宝は、鹿児島県鹿屋市に本社を置き、財寶温泉水をはじめ、温泉水を使ってつくった焼酎や健康食品の通信販売に力を注いでいます。創業以来、健康ブームにも乗り右肩上がりの成長を遂げ、ここ数年の売上げは130~140%以上の伸びを見せています。その成功の秘密を、代表取締役社長の水迫邦男氏は「一にも二にも、早期にITを導入したからにほかなりません」と語ります。同社では、1998年に電話とITを組み合わせたCTI(注)を活用した通信販売システムを構築しました。電話で受けた注文は、オペレーターがその場でデータベースに入力し、サーバを経由して配送部門に通知します。
「地方の企業が抱えるハンディキャップをITが変えてくれました。例えば、当社の売れ筋商品の一つである焼酎を、青森に住んでいるお客様が晩酌中に切らしたとします。それでも、その日の夜9時までにご注文をいただければ、翌日の晩酌までにはお届けできるのです。」と水迫氏はIT活用の効果を説明します。
しかし、予想以上にお客様が増え、注文数も増加したことから、顧客情報も急激に増大。システム全体のパフォーマンスが限界に達し、システムの見直しを余儀なくされました。
当時の状況を、取締役部長の小山哲郎氏は「旧システムは、100億円までの売上げを想定してシステムを設計しました。それが、顧客データの急増で、予想よりも早くディスクに余裕がなくなり、一晩でバックアップを取るのも難しい状態になっていました」と説明します。
(注)CTI : Computer Telephony Integration(コンピュータの情報処理機能と交換機の通信機能を統合させたサービスの総称)
導入のポイント
今後の成長にも対応可能で、業務効率アップと顧客サービス強化ができるシステムを
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| 有限会社財宝 取締役部長 (電算担当) 小山 哲郎 氏 |
当初、2005年3月に新システムへの移行を予定していた同社では、ディスク占有率が99%に達したことから、急きょ2003年7月にシステムの再構築を決定しました。そこで小山氏は新システム導入の課題を、将来の受注増にも対応でき、さらなる顧客サービスの向上を目指して、システム性能の向上、データベース容量の拡充、円滑なデータ・バックアップの3つに絞りました。
「お客様への迅速な応対と増え続けるお客様情報への対応、そして特定の時間帯に集中するお客様からの電話コールに対しても安定した業務運用が可能なこと、などを考慮した結果、サーバやストレージには、処理能力に優れていて信頼性、可用性に富んだ製品でなければならないと考えていました」と、小山氏は語ります。
同社が、今回のシステム構築に富士通を選んだ理由として、「富士通とは旧システムからの付き合いです。これまでの実績からも大きな信頼を置いていましたので、新システムでも引き続きお願いしようと思いました。また、当社の業務を十分に理解してくれていますので、日頃から相談に乗ってもらっていました」と、水迫氏は採用の背景を語ります。
システム概要
受注リードタイムを30~40%に短縮

新しい通信販売システムの導入は、富士通のパートナー企業であるエコー電子工業株式会社の協力を得て行われました。新システムのプラットフォームとして採用されたのは、富士通のUNIXサーバPRIMEPOWER 450とストレージシステムETERNUS3000です。
高い信頼性と優れた処理性能を持つPRIMEPOWER 450により最適なパフォーマンスを実現。また、サーバからのアクセスに対して安定したレスポンスをETERNUS3000により確保しました。システム全体のパフォーマンス向上によって、これまで1分以上かかっていた履歴情報の表示が瞬時に行えるようになり、オペレーターは必要なデータを素早く検索し、電話による注文が集中する時間帯でも、お客様を待たせない対応が出来るようになりました。
商品配送用のラベル情報の処理作業でも同様な効果が確認できるといいます。「当社では30分単位で受注データを抽出し、転送、各拠点で配送ラベルに出力する作業を行っています。以前は約10分かかっていたその作業が、新システム導入後には2、3分で処理できるようになりました。30分単位の業務の中で7~8分の短縮は、予想をかなり上回る効果と満足しています。これまでは、お客様データの増加に比例して処理時間もかかっていましたが、PRIMEPOWERではそのような処理速度の低下は認められません」(小山氏)
データベース容量においては、ETERNUS3000の導入により、150万人の顧客情報にもかかわらず、現在では余裕のある状態です。
そして、データ・バックアップについては、システム性能の向上と十分な空き容量の確保により快適なデータ・バックアップ環境が実現されました。
「システム全体の処理能力が向上したことで各業務が円滑に動くようになり、受注してから配送するまでの時間は、導入前に比べて30~40%にまで短縮されました」と、小山氏は語ります。
今後の展望
IT活用の推進で、顧客データ分析とネット販売の強化を図る
創業期から積極的にITを活用してきたことが、同社の急成長を生み出してきた原動力の1つといえます。そして今も、「これからやらなければならないことが、3つあります。顧客の掘り起しにインターネット販売の強化、そして仕事の簡略化です」と水迫氏は意気込みを語ってくれました。お客様のリピート率向上を図る為、顧客情報の分析を強化し、個々のお客様へのアプローチ手法を見出したいとしています。また、若い世代に向けたビジネス戦略としてインターネット販売にも注目。今後本格的に取り組み、売上げ比率を高めたいとしています。さらに、ITをより一層推進することで、業務の効率化を図り、誰もが余裕を持った仕事ができるような環境を目指していきたいと、有限会社財宝のチャレンジはITの活用とともに続きます。
会社概要
| 所在地 | 〒893-8611 鹿児島県鹿屋市新栄町35-7 |
|---|---|
| 設立 | 1986年9月 |
| 資本金 | 33,000千円 |
| 売上高 | 6,184,000千円(2003年8月度) |
| 従業員数 | 390名(2004年5月現在) |
| 事業内容 | 清涼飲料水の製造販売、酒類の販売、食料加工品の販売、化粧品の製造販売 |
| URL | http://www.zaiho-onsen.com/ (新しいウィンドウで表示) |


