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THE POSSIBILITIES ARE INFINITE
Japan
PRIMEPOWER

PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。

各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。


本コンテンツは、2002年8月6日から(株)リクルート社のキーマンズネットで掲載していた内容を、(株)リクルート社の許可を得て転載しています。
掲載されておりますサービス内容・料金などは掲載日時点のものです。変更等がある場合がございますがご了承ください。

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掲載日:2002年8月6日

富士通
ミッションクリティカル特集/今求められるオープン・ミッションクリティカルの確立/連載第1回/富士通が提案するオープン環境でのミッションクリティカル

第1回 富士通が提案するオープン環境でのミッションクリティカル
第2回 富士通が提案するオープンでのミッションクリティカルなシステムの構築事例

ビジネスのIT化により、企業内の多くの業務が情報システムを活用し行われるようになりました。さらにインターネットの普及と、それを活用して安価にセキュアなネットワークを構築できるIP-VPNなど技術の発達を受け、企業間コラボレーションや電子商取引が本格化するなど、情報システムそのものも、そのあり方を変えつつあります。こうした中、24時間365日、止まらないことを要求される基幹業務、あるいは、そのような重要な業務のために使用される情報システムを意味する「ミッションクリティカル」という言葉が注目を集めています。
富士通では、スーパコンピュータで培った高性能技術、メインフレームで培った高信頼技術を取り入れた高信頼・高性能のハードウエアと、このハードウエアの能力を十分に引き出すソフトウエアを提供しています。そして、オープン環境における豊富なシステム構築の経験を基に、時代が求めるオープンでのミッションクリティカルなシステムの構築を目指しています。



  ミッションクリティカルなシステムが、何故必要なのか
今までの情報システムは、サーバを中心として基本的に社内で完結した構成を取っており、企業のIT利用は、部門間連携による社内業務の効率化が主な目的でした。
90年代に入り、コンピュータのオープン化が進み、接続性の向上、低価格化、またインターネットが普及した結果、企業のシステムは分散した多数のサーバ、ストレージをネットワークで有機的に接続した形態へと変化しています。ITの利用目的も、社内の効率化はもちろん、SCMに代表されるように、企業間コラボレーションによるビジネスの拡大へと変わりつつあります。
また、インターネットの普及は「eコマース」や「ISP」「ASP」「iDC」など、さまざまな新しいサービスを生み出しました。このようなインターネットを利用したサービスの多くは、インターネットの利点である、いつでも、どこからでも利用できることが特長であり、その結果、24時間365日のサービス提供が必要となってきました。これらのサービスにおいて、サービスの停止は、業務の中断だけでなく巨額の損失や信用の失墜を招く危険性が生まれることになります。
ある調査では、1時間のシステム停止が招く損害額として、例えば航空券の予約システムであれば、およそ1,000万円、通信のシステムであれば、およそ4,400万円の損失が生じると報告されています。
こうした損害や、信用の失墜を防ぐために求められているのが、24時間365日止まることなく安定して稼働し続ける、ミッションクリティカルなシステムなのです。
またミッションクリティカルなシステムには、同時に分散したシステムを、ネットワークワイドで統合的に連携運用させたり、業務の拡大にあわせ、柔軟、迅速にシステムを拡張できる高拡張性なども、必須の要件であると考えられます。

これからの企業システムに必要な要件
24時間365日無停止運転(高信頼)
→運用時間を自社の都合で決められない
処理量増加への柔軟な対応(拡張性)
→アプリケーションを変更せずに拡張
複雑なシステムへの容易な連携/運用(連携)
→さまざまなシステム、機器、コンテンツ、データ



  ミッションクリティカルなシステムは、今や標準
ミッションクリティカルなシステムと言うと、どこか限られた、例えば銀行系、医療系の分野で使われているシステムというイメージがあるかもしれません。確かに以前はそうでした、しかし、すでに述べたように、業務のIT化による拡大、インターネットの普及とともに、新たなサービスが生まれ、24時間365日のサービス提供が求められるサービスが登場するにつれ、現在存在する全システムにしめるミッションクリティカルなシステムの割合は増え続け、数年前までは3%に過ぎなかったものが、現在では10%を超えていると言われ、 その割合はますます増加の傾向にあります。ミッションクリティカルなシステムは決して珍しいものではなくなりつつあるのです。


  TRIOLEコンセプト

サーバ中心からネットワーク中心へ

富士通は、メインフレームなどで培ったコンピュータ技術とテレコムインフラを構築してきた世界最先端の通信技術を融合し、コンセプト「TRIOLE」のもと、サーバ/ストレージ/ネットワークといった各システムコンポーネントを適材・適所に選択し、組合せ、それらを統合した新世代ミッションクリティカルシステムを提供いたします。
この中核の技術が、「仮想」、「自律」、「統合」です。

TRIOLE


仮想(Virtualization)
仮想とは、利用者が希望する機能/性能/容量を持つ個別装置を、それぞれのIT機器を意識させずに提供する技術です。
・複数の装置を一つに見せ、一つでは不可能な性能や容量を実現します。
・一つの装置を複数に見せ、資源を効率的に使用できます。
・また、遠隔地の装置をあたかも側にあるかのように利用できます。

自律(Autonomy)
自律とは、各IT機器が負荷や障害といった作動状態を自身で把握し、動作の最適化や障害の回避/修復を自動的に行うことです。
当社はメインフレーム時代からRAS対応として障害検知、縮退運転、活性保守といった機能を強化してきました。この中核のSMPやクラスタ技術による「システムワイドな高信頼化をPRIMEPOWERに実装済みです。

統合(Integration)
統合は、業務間/企業間の複雑なシステム連携において、XML技術などの適用によりビジネスプロセスを統一し、スムーズな連携を可能とします。また、ネットワークで繋がった関連する機器を一体として扱うことで、安定して容易な運用管理を実現します。


  富士通が考えるミッションクリティカル
顧客システムが分散配置された多数のサーバやストレージがネットワークにより有機的に接続される形態が多くなったため、顧客の業務を安定して走行させることができるシステム構築の可否は、単一機器内部の信頼性はもとより、複数の機器にまたがった信頼性向上のための機能に大きく左右されます。
富士通がすでに確立している複数の機器に渡る信頼性向上技術の一つとして、高信頼ソリューション基盤ソフトウエア「PRIMECLUSTER」があります。これは、従来のSafeシリーズで確立してきた高信頼システム技術を統合したソフトウエアであり、富士通が自信をもってお勧めするUNIXサーバ「PRIMEPOWER」の複数からなるクラスタ構成でにおいて、ネットワーク/ストレージ/サーバを冗長化し、統合的に管理することでシステム全体の高い信頼性を実現するものです。
PRIMECLUSTERは、ネットワーク/ストレージを含めた制御機能を持ち、複数サーバによるクラスタ環境で高い信頼性を実現いたします。

PRIMECLUSTERによる統合管理

その機能の一例が自律的な高速フェイルオーバ機能です。あらかじめ設定された監視・交換ルールにのっとり、サーバ/ストレージ/ネットワークの障害時に自律的に高速切替/縮退/切り離しを行うことで、業務、通信、データアクセスの継続性を実現します。

基幹システムでの業務停止は1分以内

TRIOLEではこうした個別技術を新製品を中心に強化。また、より広い範囲の製品に展開し、かつそれらを統合的に運用管理して、非常に多数の機器が有機的・複雑に統合された環境においても顧客業務が安定して走行することを実現いたします。


  ビジネスに高い信頼性を提供するPRIMEPOWER
PRIMEPOWERは、高性能・高信頼性ですでに世界的に高い評価を得ているUNIXサーバです。富士通が開発したSPARCプロセッサとサン・マイクロシステムズ社のSolaris(TM) Operating Environmentを採用し、富士通独自の先進技術で可用性を高めています。1Uサイズ(高さ約44mm)のラックマウント型1CPU搭載のローエンドサーバから、SMP(Symmetrical Multi Processor)構成で最大128CPUまで搭載可能なハイエンドサーバまで、幅広いラインナップを揃え、お客様の用途にあわせお選び頂けます。

高い信頼性を実現するPRIMEPOWERの機能
エラー検出機構(ECC)による障害率の低減
独立したプロセッサによるシステム
主要コンポーネント(CPU、メモリ、ディスク、電源、ファン)の冗長化機構
最大16ノードのサーバを相互接続するクラスタシステム
システムを停止することなく故障部品を交換する動的再構成。活性交換機能
稼働中に故障部品(CPU、メモリ、I/Oバス等)をシステムから切り離す縮退運転機能

PRIMEPOWER

さらに、PRIMECLUSTERと連携することでより信頼性の高いシステムを構築します


  サーバ、ストレージ、ネットワークの可用性を高めるPRIMECLUSTER
「PRIMECLUSTER」は、従来Safeシリーズとして高信頼技術を統合したソフトウエアです。複数のUNIXサーバからなるクラスタ構成において、サーバ、ストレージ、ネットワークを冗長化し、統合的な管理を可能とすることで、信頼性の高いシステムを実現します。また、PRIMEPOWERとの連携により、より信頼性の高い、ミッションクリティカルなシステムを構築することが可能です。

PRIMECLUSTERによるシステム全体の信頼性向上

「PRIMECLUSTER」を導入することで、サーバ、ストレージ、ネットワークそれぞれにおいて、冗長化運用、異常検出、片系/縮退運用、保守・修復といったシステムの可用性を高める一連の機能を実現することが可能です。サーバ、ストレージ、ネットワークのいずれにおいても、障害が発生した場合は仮想化された機器内で、自律的に切り替え、縮退、切り離しを行うことで、業務、通信、データアクセスの継続性を実現します。

サーバ、ストレージ、ネットワークを冗長構成し仮想化



自社製品にこだわらず、よりオープンな姿勢で「ミッションクリティカル」に取り組む富士通。最新、最良の提案を期待できるということで、ユーザとしては評価できるものではないでしょうか。次回は「PRIMEPOWER」「PRIMECLUSTER」さらに、パートナー企業との協業により実現した、ミッションクリティカルシステムの構築事例をご紹介します。
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