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THE POSSIBILITIES ARE INFINITE
Japan
PRIMEPOWER

PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。

各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。

本コンテンツは、2003年2月10日から(株)リクルート社のキーマンズネットで掲載していた内容を、(株)リクルート社の許可を得て転載しています。
掲載されておりますサービス内容・料金などは掲載日時点のものです。変更等がある場合がございますがご了承ください。

掲載日:2003年2月10日

富士通株式会社UNIXサーバー PRIMEPOWER
オープンシステムの成功の鍵は、優れたハードウェアと総合ソリューション
第1回 目指せ!メインフレームに匹敵する高信頼性・高性能UNIXサーバ
第2回 検証!ユーザーの抱えるオープンシステムの問題点と解決策
第3回 PRIMEPOWERを活用した総合ソリューションと総括をレポート


SUMMARY
世界トップクラスの性能を誇る富士通のUNIXサーバ「PRIMEPOWER」。その高い性能と信頼性はメインフレームに匹敵し、ミッションクリティカルなオープンシステムの構築に最適なサーバとして、ビジネスを強力にサポートします。
しかしその一方で、オープンシステムの構築にはまだまだ不安を感じるユーザーが多いのも事実。「オープンシステムで止まらないシステムを構築できるのか」「投資に見合うだけの効果が本当に得られるのか」「満足のいくサポートを受けられるのか」――オープンシステムの導入にはさまざまな理由があり、逆に導入に踏み切れないところにも多くの理由があります。
連載2回目の今回は、実際にUNIXサーバを導入したオープンシステム化の実例をご紹介。オープンシステムの構築に至る過程を通じ、オープン化にともなってどのような点が問題になり、またどのような点に注意すれば良いかを明らかにします。

INDEX
インタビュー オープンシステム導入における留意点をフラットな視点でお伺いしました
↓ 業務改革の実現のためシステムのオープン化に踏み切った大成建設
↓ 技術体系の違いがメインフレームからオープンシステムへの移行における第一ハードル
↓ マルチベンダー環境への対応や二重化対策が不可欠
↓ 運用・保守にはサポートの外部委託といった決断も必要
↓ 業務の効率化やコスト削減を実現したオープンシステム化

プロダクト 富士通:PRIMEPOWER
↓ オープンシステムの構築にあたって、お客様の安心と満足を保証する富士通の取組み



富士通PRIMEPOWER〜その世界最高の性能と信頼性を支えるもの

今回ご紹介するのは、建設大手の大成建設株式会社様の導入事例。同社のIT戦略と、UNIXを核としたオープンシステムの実際の構築について、社長室 情報企画部 次長 小川和美 氏にお話を伺いました。

―― 御社は実際にUNIXによるオープンシステムを採用されているわけですが、導入に踏み切ったおもな要因はどのようなものだったのでしょうか?

インタビュー
小川氏
大成建設株式会社
社長室 情報企画部
次長 小川和美氏
もちろん、いろいろな要因があったのですが、重要なのはオープン化そのものが目的ではないということです。当社はあくまで建設会社ですから、その目的を遂行する手段としてのITを考えたとき、たまたまオープンシステムが最適だったということなのです。
今回の場合、目的というのは業務改革にありました。改革コンセプトは一言でいってしまえば「発生時点処理」の実現になります。ちょうど販売時点で処理をするPOS(Point of Sales)システムのように、さまざまな案件を発生時点でリアルタイムに処理することで、業務を迅速かつ効率的に進めようという改革です。

そして、この業務改革の実現のために、リアルタイムのオンライン業務を可能にするようなITインフラが必要になったのです。これまでのメインフレームによるシステムは、おもにバッチ処理をおこなうものでしたので、業務改革にともなって新たなシステムが必要となったというわけです。

また、ちょうどこれに合わせ、メインフレームによるシステムが世代交代の時期を迎えていたというのも理由の一つです。メインフレームマシンがリース切れになるだけでなく、端末となるマシンや各種アプリケーションも古い。ハードウェア/ソフトウェアの陳腐化、老朽化が、オープン化への移行につながりました。

もちろん、業務改革後に必要となる基幹系ITインフラをメインフレームで構築することも可能ですが、そのためにはゼロから作り直す必要がありました。そのため、メインフレームで再構築するか、オープン化に移行するかという選択で、コスト削減の面からオープンシステムを採用したのです。

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技術体系の違いがメインフレームからオープンシステムへの移行における第一ハードル

―― 実際の導入に当たっては、何の問題もなくすんなりというわけにはいかないと思われますが、そのあたりはいかがでしょうか?

小川氏: ええ、問題がないどころか、問題点や不安点だらけです。中でも、これまでメインフレームを扱っていた技術者たちの技術レベルが、新しいオープンシステムについてこられるかどうかというのが、まず最初の不安でした。UNIXサーバで基幹システムを構築するとなれば、単にUNIXを知っているというレベルでは対応できません。システム全体を作り込み、標準化をおこなう能力も要求されますから。
新しい技術に対応するためには、「業務を熟知している技術者に新しい技術を覚えてもらう」あるいは「すでに技術を習得している技術者に業務を覚えてもらう」という2つの選択肢があります。当社の場合は前者中心に進めることを選んだわけですが、どのような業種・業態の企業であっても、どちらかを選ばなければならない場面に直面するでしょうね。

―― コスト面の問題はどうでしょうか。多くのユーザーは、本当にオープンシステムにコストメリットがあるのかどうか不安に感じているようなのですが。

小川氏: そうですね。コストダウンがはかれるのは確かです。そうでなければ、わざわざオープンシステムには切り替えませんから。ただ、細かいところまであまり神経質になったわけでもないのです。

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マルチベンダー環境への対応や二重化対策が不可欠

―― オープンシステムならではの問題点や不安点ということで、信頼性や可用性、マルチベンダー環境に対するユーザーの興味が高いのですが、御社ではその点はどうでしょうか?

小川氏: マルチベンダーということに関しては、残念ながら不安と同時に不満も残るのが現状ですね。ユーザーとしてはやはり、最適な製品をベストなところから買いたいと思うわけですが、これらを連携させてシステムを構築するには「検証」という工程が欠かせません。できれば、それぞれのベンダーから購入した製品をまとめて面倒見てもらいたいですね。これからオープンシステムが増えてくると、マルチベンダー環境に柔軟に対応してくれるインテグレーターの存在がますます重要になってくると思います。

―― 信頼性や可用性という点はいかがでしょうか?

小川氏: これに関しては、メインフレーム時代との考え方の違いに、少々とまどっているというのが正直なところです。当社のメインフレームは1CPUなのですが、これまで止まったことはないのです。計算機は壊れないものという考えが刷り込まれているので、どこかが故障してもシステム全体が止まらなければ良いというのは、ある意味で斬新な考え方ともいえます。

それに、ハードウェアだけでなくアプリケーション層、データ層も含めた二重化を考えなければなりません。しかしながら、コストの掛けどころを選べるのは、オープンシステムの良いところでしょう。アプリケーション層はロードバランシングで対応し、データを死守するためストレージにはできるだけ予算をかけるなど、重要度に応じた選択が可能なのです。

―― 実際の製品選択にはどのようなポイントに注意すべきか、アドバイスをお聞かせください。

小川氏: オープンシステムの場合、機器単体での信頼性というものはあまり高くないというのが現状です。つまり、システム全体としての信頼性は確保しつつも、どこかでトラブルが生じることは必然のこととして考える必要があるのです。とはいえ、そう年がら年中故障ばかりでも困ってしまいますから、なるべく信頼性の高い、優れたハードウェアを選ぶことが重要です。

また、そのハードウェアの能力を最大限に引き出せるソリューションも不可欠です。アプリケーションやストレージの連携なども含め、すべてが適切に稼働してはじめてシステムの信頼性が確保できるわけですから、こうしたオープンシステムならではの環境に適したソリューションが、今後ますます求められるようになるのではないでしょうか。

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運用・保守にはサポートの外部委託といった決断も必要

―― オープンシステムならではの不安点としてもうひとつ、サポートの問題があります。この点についてはいかがでしょうか?

小川氏: 実際、運用・保守の方が、開発よりもはるかに問題となります。技術的にもコスト的にもですね。

オープンシステムの運用・保守を社内でやろうとすると、その技術レベルが大きなハードルとなってしまいます。もちろん、対応できるだけの人材を育成する、あるいは雇用するといった方法もありますが、当社のコアはあくまで建設業務。システムのサポートといった「コアでない」部分に関しては、中途半端に社内で対応するよりも、信頼できる外部のパートナーに任せた方が効率的だというのが当社の考え方です。

確かに基幹システムは大事なところですが、大事だからこそ外部にサポートを委託するといった決断も、これからは必要になってくるのではないでしょうか。

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業務の効率化やコスト削減を実現したオープンシステム化

―― 現在はメインフレームと並行してシステムを運用されているわけですが、オープンシステムによって実現できたことには、おもにどのようなものがあるでしょうか?

小川氏: そうですね、プロジェクト自体は順調に進んでおり、システムもきちんと稼働しています。まず、グループウェアや社内決裁、入力のリアルタイム化が実現できました。こうした業務効率化の要素を考えれば単純に比較できるものでもないのですが、システムにかかるコストも大幅に削減できました。

解決すべき課題はまだありますが、オープンシステム化は当社の業務改革にとって適切な選択であったと考えています。

大成建設さまのシステム簡易構成図

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大成建設株式会社 設立年月日/1917 年(大正6年) 12 月28 日
資本金/94,348,298,842円
本店/東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル
Tel.03 ( 3348 ) 1111
従業員数/10,404 名
URL. http://www.taisei.co.jp/
国内外に1500カ所以上の拠点を構える総合建設企業。2000年よりスタートした「業務改革プロジェクト」の一環である『IT戦略プロジェクト』により、基幹システムをメインフレームから、オープンシステムに移行する計画を立案。2001年4月から具体的なアイデアを詰めていき、2002年4月から一部をオープン化し、2002年7月から安定稼働期に入っている。今後の計画では、2005年5月までに、システムの完全オープン化を実現。



オープンシステムの構築に当たって、お客様の安心と満足を保証する富士通の取組み

世界トップクラスの高信頼性・高性能を実現したPRIMEPOWER
メインフレーム同等レベルのRAS機能を搭載した高信頼プロセッサ SPARC64(TM) Vや高性能クロスバ、徹底した冗長構成などによって、富士通のUNIXサーバ「PRIMEPOWER」は世界トップクラスの高い信頼性と性能を同時に実現。お客様のビジネスを根幹から強力にサポートします。

徹底した耐久試験と実際のシステム環境におけるランニング試験
富士通がPRIMEPOWERを世界最高のUNIXサーバとして送り出すためには、徹底した検査と耐久試験による品質の保証が必要となります。熱耐久性、耐湿性、耐震性など、ありとあらゆる環境での耐久性が過酷な試験を通じて確認されています。
また、PRIMEPOWERの試験過程で最も重要なのが、お客様が使用される構成での長時間ランニング試験。お客様の要望するシステム構成で実際に構築し、5日間にも及ぶ動作試験を通じてシステム評価をおこないます。
これらの徹底した試験をくぐり抜け、PRIMEPOWERはメインフレームに匹敵する高信頼性を手に入れているのです。

マルチベンダー環境での検証をおこなえる富士通PRIMEPOWER CENTER
オープンな環境でお客様の業務に最適なシステムを構築するためには、さまざまなベンダーの製品を組み合わせ、それらが相互に連携して動作する必要があります。
富士通では、PRIMEPOWERを核としたオープンシステムを構築されるお客様やインテグレーターが、こうしたマルチベンダー環境での検証を容易におこなえるようPRIMEPOWER CENTERを設置しました。PRIMEPOWER CENTERでは検証やベンチマークテストが可能な上、製品のデモンストレーションも実施しています。ぜひご活用ください。
PRIMEPOWER CENTER 詳細

フィールドでの品質確保、サポート体制も万全なPRIMEPOWER
運用段階におけるサポートも、PRIMEPOWERは万全です。世界各地に出荷されたPRIMEPOWERのフィールド情報は、ネットワークや回線を使ってサポートセンターが随時収集。万が一トラブルが発生しても、ただちに関連部署が復旧に取りかかる体制が整っています。さらに、そのトラブル情報をフィードバックすることで、同じような部品や周辺機器を利用しているシステムを追跡し、予想されるトラブルを未然に防止。
こうしたリモート監視の体制を強化することで、PRIMEPOWERは顧客のビジネス継続性を最大に保証しています。

次回予告
連載最終回の第3回目は、第1回目の連載、今回の連載にてよせられた読者のアンケートに対する富士通の回答をPRIMEPOWERのソリューションからサポートに至るまでの総合的な情報をふまえて、ご紹介していきます。お見逃しなく!
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