PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。
各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。


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魅力的なエレクトロニクス製品をタイムリーにマーケットに投入するためには、設計・生産業務の高度化・効率化が不可欠。これを実現するのが、ケイデンス社の多彩なEDAソリューション群です。このたび、ケイデンス社は、Solaris搭載の富士通のPRIMEPOWER上でのケイデンス・ソフウエアの動作確認を完了。これにより、全世界のお客様は「Cadence on PRIMEPOWER」をお使いいただける環境になりました。両者のアライアンスが日本のエレクトロニクス産業にもたらすメリットについて、日本ケイデンス・デザイン・システムズ社 社長 川島 良一氏と富士通株式会社常務理事 ITプロダクト営業本部 本部長 平木秀が語り合いました。
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日本ケイデンス・デザイン・ システムズ社 社長 川島 良一氏 |
ケイデンス社はEDAツールのトップベンダーとして世界的に知られています。富士通も、貴社の電子設計自動化ツールをLSI設計全般にわたって活用しています。川島社長は、最近の日本市場の動向をどのように見ておられますか。 |
| 【川島氏】
「失われた10年」とも言われるように、これまで日本のエレクトロニクス産業は極めて厳しい状況に置かれてきました。ですが最近は、大手企業を中心に設備投資が再び活発化しています。たとえば2003年度の半導体関連設備投資費は、日本国内でおよそ8500億円。2002年度と比較すると、54%強もの高い伸び率です。大型のプラズマ/液晶テレビなどのデジタル家電も高い関心を集めていますので、今後も設備投資に力を入れる傾向は続くのではないでしょうか。ようやく明るさが見えてきたという印象ですね。 |
テクノロジー面ではいかがでしょうか。最近では製品の高機能化や開発期間の短期化が急速に進んでいます。小型で高機能な製品を作るためには、複数の機能をワンチップに集約したSoC(System on a Chip)が欠かせません。LSI開発業務における課題も、以前とは変化していると思いますが。 |
| 【川島氏】
そうです。LSI開発は加速度的に大規模化しています。半導体プロセスの微細化も一段と進展しており、従来主流であった180nmプロセスから65~90nmプロセスへと移行しつつあります。これに伴って、今までは考えられなかった新たな問題が浮かび上がるなど、開発業務の困難さは以前より格段に増しています。 |
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富士通株式会社 常務理事 ITプロダクト営業本部 本部長 平木 秀 |
設計環境の高度化がより強く求められているわけですね。そうした状況を受けて、ケイデンス社ではどのような戦略・取り組みを推進されているのでしょう。 |
| 【川島氏】
まず基本的な取り組みとして、製品群の強化が挙げられます。現在はソリューションを「Functional Verification」「Digital IC Design」「Custom IC Design」「Silicon-Package- Board co-design」の4分野でご提供していますが、今後は、単にツールを販売するといったことだけでは、お客様のご要望にお応えできないとも感じています。
最近では、グローバルな水平分業を推進する動きが世界的に強まっていますが、日本を代表する大手製造業はむしろ垂直統合を志向しています。大量生産する製品は水平展開でコストを下げ、付加価値の高い製品は国内で開発・生産を行う。これによって競争力を高めようとしているわけですね。当然、ケイデンスとしても、こうしたニーズに応えていかなくてはなりません。
特に先端LSI製品の開発においては、設計後の検証作業に約6割もの時間を費やしているという問題があります。ここを何とかしなくては、Time To Market短縮は実現できません。設計と製造の融合をいかに実現していくかが、今後の大きなテーマと言えるでしょう。
そこで現在、「Design for Manufacturing」という取り組みを日本ケイデンスのR&D部門が中心となって進めています。マスクメーカーや露光装置メーカーなどとも協業し、「設計は完了したが、モノが作れない」「モノは作れるが、歩留まりが上がらない」といった問題を解決するお手伝いをしたいと考えています。
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お客様の競争力に直結するビジネスですから、ソリューションの品質も極めて重要ですね。優れた製品を早くマーケットに投入するためには、設計の上流段階でいかに完成度を高めるかが決め手になるでしょう。これは、優れたEDAツールとその基盤となるプラットフォームが確実なものでなければ実現できません。 |
| 【川島氏】
はい。我々はそれだけ重要な役割を担っているわけですから、ソリューションの機能や品質には細心の注意を払っています。それと並んで、もう一つの大きなポイントが、ツールを支えるITインフラの性能と信頼性です。設計初期段階のシミュレーションもそうですが、開発完了直前の修正、いわゆるECO(Engineering Change Orders)への対応などは、ほとんどITインフラのパフォーマンス勝負なのです。ツールの効果を最大限に発揮するためには、高性能・高信頼なハードウエアとの組み合わせで使って頂くのがベストです。 今回、Solarisを搭載した富士通製UNIXサーバのPRIMEPOWER上で当社のソフトウエアの動作確認を行ったのもお客様の選択肢を増やし、最善の環境を構築していただくためです。当社独自の検証においても、PRIMEPOWERは優れた結果を示しています。当社ツールとPRIMEPOWERの組み合わせは、お客様が高付加価値な製品を開発していく上で、大きな効果を発揮してくれることでしょう。 |
富士通でも、貴社のツールとPRIMEPOWERの組み合わせを製品開発に活用していますが、設計の効率・スピードや製品品質の向上に絶大な効果を発揮しています。今回、ケイデンス社のEDAツールのための、ハードウエア環境として動作確認していただけたことは我々としても大変光栄です。EDAツールのグローバル・トップブランドである貴社から動作確認されたということは、ケイデンス社のユーザーにとって選択肢が広がったことと同時に、PRIMEPOWERがUNIXというオープンプラットフォームであることから、米国・欧州だけでなく、急成長を遂げつつある東南アジアのLSIメーカーにとっても大きなメリットがあるでしょう。 |
| 【川島氏】
最近ではシステムレベル設計のような新たな設計手法を取り入れる企業も増えていますし、テスト技術の高度化も強く求められています。また、デジタルカメラや携帯電話などの小型情報機器に強みを持つ日本では、消費電力をいかに少なく抑えるかも重要なテーマとなっています。日本のエレクトロニクス産業の躍進に貢献することが、私たち日本法人の最大のミッションですから、こうしたニーズに着実にお応えしていきたいですね。富士通とPRIMEPOWERにも、大いに期待しています。 |
「性能と信頼性の追求」が富士通のDNAですから、今後もご期待に応えられるハードウエアを作り続けていきます。お客様の選択肢が広がり、CadenceのソリューションをPRIMEPOWERでもお使いいただけるようになったわけですが、今回、PRIMEPOWERをプラットフォームとすることで実現した日本発のアライアンスを、グローバル連携のファーストステップにしていければと思います。本日はありがとうございました。 |

| 会社概要 |
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| 社名: |
日本ケイデンス・デザイン・システムズ社 |
| 住所: |
神奈川県横浜市港北区新横浜3-17-6 |
| 事業概要: |
米国ケイデンス社の電子設計ツールの開発、販売およびサポートと設計支援サービス |
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| 社名: |
Cadence Design Systems, Inc. |
| 本社: |
米国カリフォルニア州サンノゼ |
| 社員数: |
約4,800人(全世界。2004年1月現在) |
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