富士通

信頼のパートナー UNIXサーバ PRIMEPOWER
高信頼を追求する理由

PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。

各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。

なぜPRIMEPOWERは高信頼・高可用性を追求するのか。

2006年2月21日

メインフレームを中心として構築されてきた企業の基幹業務システムは、従来より高い信頼性と安定性を提供してきました。特に、銀行の現金自動支払機(ATM)などに代表されるオンラインサービスでは、一時的にせよ停止することは企業や個人を問わず広く影響を及ぼす社会的な問題と認識されます。そのため、安定稼動に向けた様々な取り組みが実践されています。

また、企業のグローバル展開戦略やサプライチェーンマネジメントを始めとする情報システム構築、インターネットを使用したサービス提供など、ITビジネスを展開していくにあたり24 時間365日安定して稼働するシステムの構築が重要な課題となっています。システムダウンの影響は企業の生産性が低下したり、ビジネス売上に損害を被ったりするだけではありません。システムダウンが続けば顧客の満足、ひいては企業に対する信用さえ失う可能性があります。

このような背景の中、お客様に安定した運用のできるシステムを提供するために、当社は高信頼・高可用性なUNIXサーバ PRIMEPOWERを開発しました。

高信頼・高可用の必要性

企業のITシステムは、サーバ、ストレージ、ミドルウェアなどの様々なコンポーネントを複雑に組み合わせて構築します。各コンポーネントの信頼性(Reliability)が低いと、システムは安定した運用を行うことができません。もし、システムが1 日に何度もダウンしてしまったら、業務効率は大きく低下してしまいます。そのためシステムを構築する際には、高い信頼性を持つサーバ、ストレージ、ミドルウェアなどを採用する必要があります。

サービスの提供という観点では、期待されるサービスを提供し続けるために、いかにシステムを継続稼動できるか、すなわち可用性(Availability)が重要となってきます。特にインターネットが普及し、ネットワークを通じたサービス提供が一般的な現在では、サービス停止による損失は莫大な金額になる可能性があります。システムの規模が大きくなればなるほど、時間単位、分単位の停止でも企業の損益に直接影響を与えるような大きな問題となりうるのです。

システムを安定して連続運用させるためには、「信頼性」の高いコンポーネントを採用して、「可用性」を向上させる必要があります。

アップタイム最大化を実現するPRIMEPOWER

24時間365日の連続稼動が要求されるシステムの中心となるUNIX サーバ PRIMEPOWER は、グローバルスタンダードである「SPARC (注1) 」「Solaris (注2) 」をベースに、高信頼・高可用化技術が投入されています。

PRIMEPOWERを構成する部品は、すべて当社品質基準をクリアした信頼性の高いものを採用しており、部品故障による障害発生数を低く抑えています。
加えて、万一障害が発生しても復旧に要する時間を短縮するために、様々な高信頼機能が組み込まれています。例えば、障害が発生したら迅速に検出し、障害の影響を最小限に抑えるため該当箇所を切り離し、業務を再開することが可能です。障害による業務停止時間の最小化により、システムの可用性向上を目指します。

富士通が長年に渡って培ってきたメインフレームの技術を採用して開発されたPRIMEPOWERは、ミッションクリティカルシステムに不可欠な高信頼、高可用性を実現しています。

注1:SPARCは"Scalable Processor ARChitecture"の略であり、RISCプロセッサのアーキテクチャ(仕様)です。PRIMEPOWERに搭載されているSPARC64 VとSunが開発しているUltraSPARCは、共にSPARC V9アーキテクチャーに基づいて開発されています。
注2:Solarisは、世界中で最もよく使われているUNIX OSです。

PRIMEPOWERの高信頼、高可用性を実現する技術と体制

1. 障害の未然防止
PRIMEPOWERは、装置全体に非常にきめの細かいチェッカを装備しており、筐体内を常に監視しています。障害を未然に検知して対応することで、障害発生の確率を小さくすることができます。

2. データ保護
PRIMEPOWERのメモリ、キャッシュメモリやシステムバスは、すべてECC(Error Checking and Correction)機能によるデータ保護が行われています。発生したデータ異常は自動的に修復されますので、システム運用に影響を与えません。

3. システム停止の回避
PRIMEPOWERはシステムの耐故障性を高めるため、部品の冗長化により単一障害(Single point of failure)となる要因をできるだけ排除しています。また障害が発生すると障害箇所が縮退したり、システムを動かしたまま障害部品を交換できるなど、できるだけシステムを止めないような設計となっています。

4. 品質保証
当社の試験施設において、PRIMEPOWERはさまざまな試験を行います。過酷な温度試験や湿度試験、振動やノイズの影響など、世界のどの国の規格にも適合できるように、厳しくテストされます。また、お客様のシステム構成に従った出荷試験や品質管理により、高品質な製品をお客様に提供します。


振動試験室


電波暗室


5. サポート
PRIMEPOWERは当社が開発したハードウェアであるため、サポート部門と開発部門の密接な協力によりトラブルを迅速に解決します。また、OSであるSolarisについても、当社開発部門とSun Microsystems社との連携により、迅速なトラブル解決が可能です。当社はハードウェア、OSともにSolarisシステム全体をサポートできる国内唯一のベンダーであり、将来にわたり確実なサポートを提供します。

関連情報


[注記事項]

  • 掲載内容は発行日時点のものです。