富士通

Solaris™ 10 最新アップデートリリース
Solaris 10 6/ 06 を販売開始

2006年6月20日

PRIMEPOWER本体装置は、(2008年5月に)販売終息いたしました。
なお、本製品の後継製品は、SPARC Enterpriseとなります。

各モデルの販売終息時期の詳細につきましては、「今までに発表した製品」をご参照ください。

Solaris オペレーティングシステムは、システム管理・ネットワーク機能・パフォーマンスに優れた、業界標準のUNIX OSです。当社は、Solaris 10の最新アップデートリリース「Solaris 10 6/ 06」および「Solaris 10 6/ 06」のライセンスをバンドルしたUNIXサーバ「PRIMEPOWER」の販売を開始いたします。

Solaris 10 6/ 06は、システム管理、パフォーマンスの改善などの機能追加、および各種修正モジュールを統合しています。

販売価格、および出荷時期
価格:Solaris 10 6/ 06 メディアキット 4,500円
出荷時期:2006年7月中旬 より

運用性と可用性が向上する新機能 - ZFS

Solaris 10 6/ 06 から128bitファイルシステムであるZFS(Zettabyte File System)を提供します。ZFSにより、より大規模なファイルを扱えるようになると共に、ファイルシステム管理の簡素化や高いデータ保全性などのメリットを提供します。

ファイルシステム管理の簡素化

ZFSでは、ストレージプールという概念で物理ボリューム(ディスク)を管理します。
従来はファイルシステムごとに物理ボリュームが区切られており、ファイルシステムのサイズ拡張は手動で行う必要があるなど、管理が煩雑でした。
ZFSではストレージプールの概念に基づき、複数の物理ボリュームを1つの仮想ボリュームとして管理・利用することができます。そのため、ファイルシステムのサイズ拡張も、ストレージプールに新たな物理ボリュームを追加するだけで、容易に行えます。物理ボリュームはシステム稼動中でも、動的に追加できます。
ZFSの利用によりファイルシステム管理が簡素化でき、システム管理者の作業を軽減します。

高いデータ保全性

ZFSのデータは64ビットのチェックサム注1で保護されています。チェックサムとデータは別々の領域に格納されるため、データエラーが発生してもチェックサムはエラー発生前の値を保持しています。そのため、データエラーを確実に検出できます。また検出されたエラーは、ZFSの持つミラーリング機能により確実に訂正できます。
ZFSの利用により、データエラーによるトラブルを回避でき、システムの可用性が向上します。

注1:チェックサムは、データを送受信する際にエラーを検出する方法。

Solaris 10のメリット - Solaris 8, 9との比較 -

Solaris 10ではSolaris 8, 9と比較して多くの有効な機能を提供しています。Solaris 10をご利用いただくことで、お客様システムの可用性、柔軟性、運用性の向上を実現します。

Solaris 10とSolaris 8, 9との機能比較
機能Solaris 8, 9Solaris 10メリット
ソフトウェアパーティション Solaris Resource Manager
  • 1つのOS上でサービスごとにリソースを分配し、あるサービスがリソース占用しないように設定可能
Solarisコンテナ
  • 1つのOS上で複数の独立した隔離性の高い仮想サーバを構築可能
  • 仮想サーバ間で動的にリソースを割り当て
柔軟性向上
運用性向上
セキュリティ プロセス権限管理(RBAC)
  • ルート権限を分割して、ユーザごとに必要な管理権限だけを割り当て
プロセス権限管理(RBAC+最小特権)
  • RBACに加えて、プロセスごとに実行権限の割り当てが可能
可用性向上
運用性向上
サービス管理 従来の機能
  • サービスの起動停止は、システム管理者が手動で制御
SMF(Solaris Service Manager)
  • システム起動時に、定義されたサービスの依存関係に基づき、複数サービスを同時に起動
  • 異常終了したサービスは自動的に再起動
可用性向上
運用性向上
ハードウェア故障時の対応 従来の機能
  • ハード故障時のメッセージは、故障コンポーネントと現象のみ
  • システム管理者が対処方法を調べて対応
FMA(Solaris Fault Manager)
  • ハード故障時に詳細なメッセージを表示
  • 故障コンポーネントは自動的にオフライン(注2)
  • システム管理者はメッセージを参照して対応(注2)
可用性向上
運用性向上
性能チューニング 従来の機能
  • システムの問題分析のため、デバックコードの埋め込みや、ダンプの採取などを実施
DTrace(Dynamic Tracing)
  • 予めシステムに組み込まれた監視ポイントや解析ツールから、システムの問題分析が可能
運用性向上

注2:PRIMEPOWERの場合、Enhanced Support Facilityで同等機能を提供しています。詳細は「ハードウェア故障の可視化」をご参照ください。


[注記事項]

  • 掲載内容は発行日時点のものです。