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複数のサーバ、異なるOSやDBを 1台の基幹IAサーバへ統合


世中(セジュン)ナモ旅行社

韓国 世中(セジュン)ナモ旅行社様 導入事例


韓国の旅行会社がUNIXからLinuxへ旅立ち

併せて、2つの異なる環境(LinuxとWindows Server)を、デュアルコア インテル Itanium プロセッサーを使用した富士通の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST 540」1台の上に構築。

[ 2008年5月27日掲載 ]

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 世中ナモ旅行社の概要 |  システム刷新の背景 |  新システムへの要件 |  新システム導入効果 

世中ナモ旅行社の概要

1982年に設立された世中ナモ旅行社は、CEO兼会長のShin-il Chun氏による指揮のもと、今日では韓国トップ3の旅行会社に成長している。当初は企業向けのサービスにフォーカスしていたが、近年では大きな効果を期待して個人向けのパッケージツアー市場にも参入している。

この会社で興味深いのは、世中コンサルティング社や世中インフォメーション・テクノロジー社などを含む10の系列会社のうち半分以上が、IT分野のビジネスを運営している点である。実際に「世中ナモ旅行社」という社名は、かつての世中旅行社がIT会社のナモ・インタラクティブ社を買収した後に改称されたものだ。世中ナモ旅行社がコンピューティング分野へ積極的に進出しようとするのは、自然な流れであったと言える。韓国旅行業界における競合他社の多くはIT投資を大幅に圧縮しているが、「ITは積極投資すべき領域である」というのがChun会長の哲学なのである。

システム刷新の背景

世中ナモ旅行社は、マルチOSをサポートしている富士通の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」を導入することにより、ITインフラを統合した。

世中ナモ旅行社が使用していたUNIXサーバは、老朽化し能力的にも限界に達していたため、プラットフォームの更改は急務であった。加えて、PCサーバも増加し続けるI/O処理によって、性能が低下するという課題を抱えていた。そして2007年7月、サーバ統合プロジェクトが発足した。

経営企画室のエグゼクティブ・ディレクター Jin-kook Lee氏は、サーバ統合プロジェクト発足の背景を次のように説明する。「基幹のERPシステムにはUNIXとOracle Databaseを使っていました。一方、BTMS(Business Travel Management System:フライト、ホテルのリアルタイム予約システム)にはWindows ServerとSQL Serverを使っていました。このように異なる環境のシステムを別々に運用していくことは、管理を複雑にし、コストも割高になっていました。」

Lee氏はまた、「近い将来、多くの大規模IT開発プロジェクトを立ち上げる計画があります。そのため、限られた設置スペースや要員などの課題もクリアできる大型統合サーバを求めていました」と補足した。

新システムに対する要件

世中ナモ旅行社は以下の条件を満たすサーバを探した。

  • 1台で複数のOS、DBMSを搭載可能
    (Red Hat Enterprise Linux AS v.4、Windows Server 2003、Oracle Database 10g、SQL Server 2005など)
  • 複数のパーティションを運用可能
  • ベンダーからの高品質なフィールドサポート
  • アップグレードせずに5年間使用可能
  • 優れたコストパフォーマンス

Jin-kook Lee
経営企画室
エグゼクティブ・ディレクター

世中ナモ旅行社は多くのサーバ製品を調査した結果、富士通の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST 540」を選択した。Lee氏は初めて「PRIMEQUEST」を見つけたとき、膝を叩いて叫んだという。「これだ! 我々がずっと探し求めていたサーバは!」と。

「PRIMEQUEST」は1台で多くのシステム(パーティション)を構築するのに最適である。また、複数のOS(LinuxとWindows Server)やDBMSを同時に運用できる。しかし、世中ナモ旅行社にとって新しいシステムを導入するという決断は決して簡単なものではなかった。データベースをLinux上で動かしたり、複数のDBMSを1台のサーバ上で運用することに不安があった。そこで、世中ナモ旅行社はフジツウ・コリア(FKL)へシステム検証の協力を要請。FKLは検証用サーバを1ヶ月間提供したうえ、検証作業を手厚く支援した。この1ヶ月にわたる検証は、Linux上でOracle Databaseが円滑に動作するかどうかに焦点を絞って行われた。結果は十分に満足できるものだった。処理速度は劇的に向上し、しかもシステム資源の負荷を大幅に下げられることを確認できた。また、検証期間を通して継続された富士通のテクニカルサポートチームによる献身と熱意も、世中ナモ旅行社の信頼を勝ち得る重要なポイントとなった。

本プロジェクトは、UNIX(RISC)サーバをIAサーバでリプレースするという点、異なるOSやDBMSを1台のサーバへ統合するという点で非常に興味深いものとなった。さらに、基幹のERPシステムのOSをUNIXからLinuxへ変更するという点や、Linux上でOracle Databaseを稼働させるという点も見逃せない。

新システムの概要と導入効果

現在、世中ナモ旅行社が導入した「PRIMEQUEST 540」はフル稼働中である。1台の筐体内でERP、グループウェア、BTMSの3つのシステムを運用し、それぞれにCPUおよびメモリを搭載したシステムボードが1枚ずつ割り当てられている。さらに、予備のシステムボードを搭載しシステム全体の可用性を確保している。万が一いずれかの運用中ボードに障害が起きた場合、自動的に予備ボードへ切り替わり、短時間で業務を再開できる仕組みだ。

世中ナモ旅行社は、従来利用していた複数のサーバを「PRIMEQUEST」に統合したことで、資源の有効利用、業務レスポンスの向上、信頼性の向上、運用性・保守性の向上、コスト削減など、多くのメリットを享受している。また、将来の全社システム再構築時も「PRIMEQUEST」を導入し、さらなるコスト削減を図るという。


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