コラム : ブレードサーバはラック型サーバとどう違うの?
1U(2WAY)ラック型サーバとブレードサーバの構造の違い
ブレードサーバは、1U(2WAY)ラック型サーバとほぼ同等の仕様でありながら、以下のようなハードウェア構造上の違いがあります。
- ブレードのシャーシにサーバブレードを挿入することで、増設できる構造となっています。
- 電源・FAN・スイッチ、およびマネジメントブレード等がシャーシ毎に共有化されています。
ラック型サーバ
ブレードサーバ
構造の違いによる比較
| 比較項目 | 1U(2WAY)のラック型サーバ(注2) | ブレードサーバ |
|---|---|---|
| 保守容易性 | 電源・I / O・ケーブルが各サーバ毎に搭載、ラックから取り外す、ケーブルを抜くなど、サーバ台数が増えると、その分、保守作業時間が増えます。 | 共有モジュール化、電源・I / Oケーブルレス化、ホットプラグ化が徹底されており、サーバ台数にかかわらず、保守作業時間は削減されます。 |
| 消費電力 | サーバ毎に電源装置等があり、台数が増えればその分消費電力がかかります。 | 電源が共通化されているため、台数が増加してもサーバブレード本体の消費電力が増えるだけですので、全体的な効率化が図れます。 |
| 設置性 | 1台追加毎に1Uが必要です。(10台では10U) | シャーシには7Uのスペースが必要です。7Uで最大10台まで増設可能です。 |
| サーバ追加の容易さ | 1台毎にラックに搭載する設置作業・配線作業が発生します。 | 最初はシャーシのラックへの搭載作業・配線が発生しますが、その後は最大10台までシャーシに差し込むだけで増設できます。 |
| 運用性 | 導入時期によってサーバの仕様がまちまちとなり、システム個々に運用が異なりがちです。 | 管理ハードが一元化されているため、遠隔地からの一括運用も容易 です。 |
(注2)サーバ単位にはサーバブレードと同等仕様である1Uラック型サーバに限定した特長を前提としており、他のラック型サーバでは妥当な比較にならない場合があります。 比較対象とするサーバの特長に応じて、適切な検討を行っていただくようご留意願います。
消費電力からみたブレードサーバお勧め度
ブレードサーバは、内蔵電源やFAN等がブレードシャーシで共用化されているため、同等スペックのラック型サーバとくらべて、消費電力を少なくすることができます。
消費電力の比較(1CPU、メモリ8スロット、ディスク2本、冗長電源を含む)
| 比較項目 | サーバ1台当たりの 消費電力 |
シャーシ共通部分の 消費電力 |
|
|---|---|---|---|
| BX620 S4(ブレードサーバ) | 206W(注3) (サーバブレードのみ) | 500W(注3) (スイッチ、マネジメントブレードに必要な消費電力を含む) | |
| CPU | デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー 5110 | ||
| DISK | 2.5インチ SAS | ||
| RX200 S3(1Uラック) | 340W(注3) (サーバブレードのみ) | ||
| CPU | デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー 5110 | ||
| DISK | 3.5インチ SAS | ||
(注3)当社実測値に基づく最大消費電力であり、実際の消費電力は使用条件等により異なります。
上記の構成で試算すると、
- 2台で比較 ブレード 412W
500W = 912W > ラック 680W - 3台で比較 ブレード 618W
500W = 1,118W ≒ ラック 1,020W - 4台で比較 ブレード 824W
500W = 1,324W < ラック 1,360W(4台でラック型サーバを逆転(注3))
- 10台で比較 ブレード 2,060W
500W = 2,560W < ラック 3,400W(5年間で約44万円電気代を削減(注4))
サーバブレード3台(シャーシを含む)で、同等スペックのラック型サーバよりも低消費電力になります。
また10台(シャーシ最大搭載数)まで利用する場合は「840W」電力を削減できます。これを5年間365日24時間運用した場合の電気料金に換算すると、約44万円(注4))の削減効果があります。
(注4)当社試算に基づく内容であり、実際の電力料金については電力会社との契約、機器の設置・利用状況等により異なります。
消費電力からみたブレードサーバお勧め度
将来のシステム拡張(スケールアウト・業務追加等)を考慮する必要があるケースでは、サーバ4台からブレードサーバをご推奨いたします。




