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ブレードサーバを核に仮想インフラ環境をデータセンターに構築、TCO削減、信頼性向上などのメリットをお客様に還元


株式会社両備システムズ

株式会社両備システムズ様 導入事例


お客様先に散在していたサーバなどのITシステムを、両備システムズ様が運営するデータセンターに移行。ブレードサーバを核としたシステム構成と仮想化技術により、コスト削減、可用性の向上、高信頼なITシステムを実現し、アウトソーシングサービスを強化。

[ 2009年9月29日掲載 ]



 導入の背景 |  導入のポイント |  システム概要 |  今後の展望 

導入事例概要
業種: IT関連ベンダー
ソリューション: ブレードサーバを中心としたサーバ集約による、仮想インフラ環境の構築
稼働環境: ブレードサーバ 「PRIMERGY BX600」
PCサーバ 「PRIMERGY RX300」
ストレージ 「ETERNUS2000」 「ETERNUS LT230」

ブレードサーバを中心とした仮想インフラ環境でコスト削減効果をもたらすと共に、サービス拡充の基礎を築く

データセンターの運営、および行政向けや医療向けのシステム開発を多数手がける株式会社両備システムズ様は、お客様先に散在しているサーバなどのITシステムをデータセンターに移行。ブレードサーバを核に仮想化技術などを駆使した結果、サーバ台数の削減、コスト削減、可用性の向上、高信頼なITシステムの構築を実現。このメリットをお客様も享受されています。併せてこのプラットフォームを活かしたパッケージソフトウェアのASP/SaaS化も進めており、アウトソーシングサービスの強化に取り組んでいます。

課題と効果
1 お客様先に設置してあるITシステムの保守・運用コストが増大 データセンターへシステム集約・移行することにより、サーバ台数の削減、運用コストの削減を実現
2 クライアントPCの増加や多様な業務へのIT化に対応する、安定かつ柔軟なITインフラのニーズへ呼応する必要性が急増 ブレードサーバを核とした仮想化技術の活用や冗長化により、可用性を向上
3 安定したアウトソーシングサービスをお客様に提供するために、高信頼(セキュリティ、事業継続)なITシステムの構築が必要 データセンターでの運用により監視強化、障害時の復旧時間の短縮を実現
本事例に関するお問い合わせ

導入の背景

自社のサービス強化を図ることで、お客様の課題解決にも寄与

難波 基久
株式会社両備システムズ
執行役員常務
行政システムカンパニー カンパニー長

株式会社両備システムズ様(以降、両備システムズ様)は、1965年に「(協)岡山電子計算センター」として創業以来、実績を積み重ね、現在は行政向け、及び医療業界向けのシステム開発やソフトウェア開発、および運用サポートを得意とし、多数手がけています。さらには中国・四国地区随一の品質を誇るデータセンターの運営もしており、これら地区におけるITサービスの中核となる企業です。

行政システムカンパニーのカンパニー長であり、執行役員常務である難波 基久氏は、「当社のビジネスの課題として、プロダクトアウト型からサービス提供型への転換がありました。お客様先に設置してあるITシステムを当社のデータセンターに移行していただくことや、これまで当社が提供してきたパッケージソフトウェアを、ASP/SaaS 型にして提供することで、アウトソーシングサービスとしてご利用いただくことが主な内容です」と説明します。

これらのサービスを強化することで、お客様が抱える課題についても解決が可能だと考えます。「インターネット経由によるサービス提供をおこなう企業が増えてきたことで、より高度なセキュリティの確保や、不測の事態(災害や事故)など事業継続の点から、安定したITシステムを構築する必要性が高まっています。ですが、これらの仕組みをお客様自身だけで整備・運用管理するには技術的にもコスト面からも困難であると考えます」(難波氏)。

さらに、システムのオープン化などによる影響も課題としてあげられます。専門業者に依頼せずとも、お客様自身によるシステムの運用管理が容易になりました。その結果、システムの運用形態が部署ごとに異なる、設置スペースが手狭になる、主業務に注力できない、運用コストがかさむなどの課題が発生。ITシステムの保守・運用を担う両備システムズ様にとっては、一元管理ができない、現場が遠いため迅速な対応が困難、といった課題がありました。

そんななか、両備システムズ様のお客様である行政や自治体では、2000年のe-Japan以来、国をあげて電子政府の早期実現に取り組むことが進められています。その1つとして、住民情報や内部情報などを管理するパッケージソフトウェアの導入を検討される自治体が近年増えています。導入に当たっては予算の確保、ITインフラの整備、専任者の確保など、多くの課題があります。

「このようなお客様の課題を踏まえ、自治体様向けのITインフラを当社のデータセンターに構築しご利用いただくと共に、当社製のパッケージソフトウェアをASP/SaaS 型にして提供する。それはつまり、当社のアウトソーシングサービス拡充につながることだと考えました。今回のブレードサーバを中心としたITインフラ構築は、その一環となるものです」(難波氏)。

導入のポイント

ブレードサーバを中心としたサーバ集約と仮想化技術により、可用性を向上

森本 穣
株式会社両備システムズ
行政システムカンパニー 技術本部
テクニカルサポートグループ 次長

今回のプロジェクトの中心メンバーである、行政システムカンパニー 技術本部 顧客ソリューション部 テクニカルサポートグループ 次長 森本 穣氏は、お客様先のITシステムをデータセンターへ移行するにあたり、検討ポイントや目標値などを明確にしたうえで、システム設計をおこなった点について、次のように説明します。

ITシステムのアウトソーシングサービスに課せられる一番の課題は、24時間365日止まらないシステムである、ということ。つまり、可用性を高めることが重要なポイントになります」

これを実現するために、ブレードサーバを中心としたITシステムを構築することにしました。具体的なポイントは、「ブレードサーバでSANBootシステムを構築し、サーバやネットワークの冗長化とクラスタ構成によって安定稼働を図ること。仮想化技術により、今後増えると予想されるパソコンや各種ソフトウェアの導入に柔軟に対応できるシステムを設計しました」(森本氏)。

また、ITシステムの構築だけに留まらず、各窓口でバラバラだった運用ルールの統一やサービス停止率、システムのレスポンスタイムなど、運用面からの検討や取り決めも併せて進めました。

こうしてお客様先にあったITシステムはデータセンターへ無事に移行し、安定稼働し続けています。森本氏は今回のプロジェクトを通して、「ブレードサーバのさまざまなメリットを得ました。まず、コスト削減効果があげられます。サーバが5台以上なら導入コスト、運用コストの削減が可能です。」と語ります。

運用面では、サーバ集約による設置面積の削減、ケーブル類の削減、管理ツールの使いやすさなど、データセンターにとって、さらには技術者にとってのメリットも実感しています。

両備システムズ様では、このようにブレードサーバを有効活用し、導入メリットも得ています。また、一般によく聞くブレードサーバに関する問題の1つ、“ブレードサーバは特別なフォームファクタだからラック型に比べて扱いが難しいのでは?それ故に導入には二の足を踏む”という点について森本氏は、先入観を持たずに積極的に活用してほしいと話します。

「ブレードサーバの構築や仮想化技術を扱う専任要員を数名確保して一度構築すれば、あとは使うだけです。工場でセットアップ済みのブレードサーバもありますし、コスト面でも運用面でもたくさんのメリットがあります」。

これらの導入メリットは、FCA(富士通系情報処理サービス業グループ))(注1)の研究活動において、技術力向上を目指している技術者同士でノウハウの共有を進めていると、森本氏は続けます。

(注1)FCA(富士通系情報処理サービス業グループ)は、富士通製コンピュータを利用する計算センターによって設立された全国協業組織です。

システム概要

ブレードサーバと仮想化技術を活用し、ITインフラの最適化を実現

  1. ブレードサーバ導入などのサーバ集約を中心とした最適化を実施
    • 分散設置されていた役所内のPCサーバ39台をPRIMERGYブレードサーバ3シャーシに集約したことにより、設置スペースの削減や 省電力化を実現
    • データはストレージシステムETERNUS2000に統合し集中管理
    • 統合バックアップや運用手順の標準化・集中化により運用管理の負担を大幅軽減
  2. ブレードサーバでSANBootシステムを構築、サーバやネットワークの冗長化とクラスタ構成により可用性を高め、システムの安定稼働を実現
    • 障害時は、故障箇所の特定、予備回線や予備サーバへの切替えを自動的に実施、短時間の復旧が可能
  3. XenServer、XenDesktop、VirtualServerを使用した仮想環境を構築
    • 導入コスト、運用コストの削減を実現
    • クライアントPCの増加や多様な業務のIT化、新規のお客様へ柔軟に対応できる環境を構築
    • XenServer:1台(仮想4台)
    • XenDesktop:2系統(仮想8台)
    • VirtualServer:7台(仮想24台)

設計したシステム構成が実際に稼働可能であるかを事前に検証するため、富士通のプラットフォームソリューションセンター(注2)を利用しました。ここでブレードサーバや仮想化技術について検証を重ねることで、確かな手ごたえを得ることができました。

(注2)プラットフォームソリューションセンターとは富士通の最新のITインフラを揃えた国内最大規模のショールーム / 検証センター。

今後の展望

ブレードサーバによる仮想インフラ環境のメリットを、お客様も享受

現在、行政システムカンパニー様が所有する120台余りの社内サーバも、ブレードサーバを使って集約を進めています。技術者の立場から森本氏は、「社内実践も含めてブレードサーバでの経験を重ね、今後はより高度な仮想化技術を身に付けていき、お客様に貢献したいと思います」と、今後の意気込みを語ります。

両備システムズ様としての今後の抱負や展望について、難波氏は次のように締め括ります。
「ブレードサーバのメリットは単に散在した複数のサーバを集約できるだけでなく、コスト削減効果があることを実証しました。また、これまで当社が開発・提供してきたソフトウェアのASP/SaaS化をさらに推進し、お客様が使いたいITシステムがすぐに、低コストで利用できる環境作りを目指します。これらのメリットを多くのお客様に享受していただけるよう、今後も鋭意取り組んでいきます」


株式会社両備システムズ様 概要

所在地 [岡山本社] 岡山県岡山市豊成2丁目7番16号
[東京本社] 東京都港区芝浦3丁目2番16号 田町イーストビル4階
創業 1965年6月
設立 1969年12月
従業員数 630名
売上高 103億円(2007年度実績)
ホームページ 株式会社両備システムズ様ホームページ
概要

システム構築サービス(行政、医療、保険福祉、企業情報)、ソフトウェア開発、システム運用サービス(アウトソーシングサービス、ネットワーク/セキュリティサービス)

【ご紹介した製品】

【導入事例(PDF版)】

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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