ネットワークパートナー(販売特約店)向けWeb販売システムが劇的にパフォーマンス向上

東京エレクトロン デバイス本社
東京エレクトロン デバイス株式会社様 導入事例
Linux on PRIMERGY(プライマジー)で低コスト、高可用なシステムを実現しました。
[ 2006年3月28日掲載 ]
| 導入事例概要 | |
|---|---|
| 業種: | 流通 |
| ソリューション: | Web販売システム「NP WEB-SYSTEM」 |
| 製品: | IAサーバ/PCサーバ PRIMERGY RX200 / RX300 |
「富士通はレッドハット社とのグローバル提携に加え、豊富な技術、独自ノウハウを有しているので、Linuxへの移行に不安はありませんでした」
顧客であるエレクトロニクスメーカーの新商品の企画段階から、設計、開発、製造、量産までのすべてのフェーズで、半導体を中心とした最適なソリューションを提供する東京エレクトロン デバイス株式会社様(以下、敬称略)。同社では全国の顧客にきめ細かなサービスを行うため、ネットワークパートナーと呼ばれる販売特約店と連携したビジネスを展開しています。ネットワークパートナーからの在庫照会、見積依頼、注文登録を効率化するため、Web上で「NP(ネットワークパートナー) WEB-SYSTEM」を構築し、業務効率化や対応の迅速化を進めてきました。そして2005年3月、レスポンスをさらに向上させるため、Linuxに対応した富士通のPRIMERGYにシステムを移行。パフォーマンスを大幅に強化し、ネットワークパートナーからの操作性向上の要望に応えました。現在はさらに、ネットワークパートナーとの協業を支えるアプリケーションの機能強化などを進めています。
| 課題と効果 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 1 | ネットワークパートナー数増加によりトランザクションが急増、低下した販売システムのレスポンスを改善すること。 | レスポンスは体感で5~6倍に改善、ネットワークパートナーからのクレームゼロを実現。 | ||
| 2 | オープン環境へのスムーズな移行とシステムの安定運用を実現すること。 | 富士通のPlatform Solution Centerで相互接続性や性能を検証し、スムーズに安定的なシステムを構築。 | ||
| 3 | 不正アクセス対策などセキュリティの向上を図ること。 | Web/APサーバとDBサーバを分離し、DBサーバをイントラ内に配備することで、セキュリティを強化。 | ||
導入の背景
トランザクションが増加した受発注システムのレスポンス向上を目指す

澤井 隆太氏
東京エレクトロン デバイス株式会社 情報管理グループ 主任
1986年に東京エレクトロンから分離・独立した、東京エレクトロン デバイス。事業の中核を担う商社機能に加え、設計受託業務や自社ブランドの「inrevium(インレビアム)」商品を提供するデザインサービス機能、ファブレスメーカー機能を併せ持った新しい形態の技術商社です。
「ネットワークパートナーとの取引は年々拡大傾向にあり、パートナーシップの構築と維持の重要性が増しています。」と東京エレクトロン デバイス株式会社情報管理グループ主任の澤井隆太氏は述べます。2000年4月にはネットワークパートナーとの間をインターネットで接続した販売システム「NP WEB-SYSTEM」を構築。これにより、従来電話やFaxで行っていた在庫照会、見積依頼、注文登録がWebブラウザ経由で簡便に出来るようになり、業務の効率化や対応の迅速化を実現しました。
しかし、2年程前からシステムのレスポンスが低下し始めました。ネットワークパートナーの数が当初の3倍近くに増えたため、トランザクションが増加したことが理由でした。「在庫照会の検索スピードが遅いという声が、ネットワークパートナーから届くようになりました。」と澤井氏は打ち明けます。
ネットワークパートナーとのビジネスを支える「NP WEB-SYSTEM」が万が一ダウンすることがあれば取引の渋滞は避けられません。折しも、同システムが稼働するUNIXサーバのリース期限を2005年3月に控えており、同社ではこれを機に抜本的なシステムの入れ替えの検討に入りました。
導入のポイント
圧倒的な動作パフォーマンスのPRIMERGYを採用

今村 鉄哉氏
東京エレクトロン デバイス株式会社 情報管理グループ
新システムの見直しを本格的に開始したのは、2004年9月。将来的な拡張性や保守性を考慮してLinuxとPCサーバ(IAサーバ)を組み合わせたオープンプラットフォームへの移行を決定しました。「Linuxの堅牢性、信頼性に不安はありませんでしたが、相互接続性や性能確認のために実機を使った事前テストを十分重ねました。」と同社情報管理グループの今村鉄哉氏は言います。検証および導入は、同社の設立当時から情報システムの開発、運用、保守を担当していた富士通と共同で進めました。「富士通はオープンコミュニティーを通じて豊富な技術ノウハウを有すると同時に、レッドハット社ともグローバルに提携しています。Linuxのセキュリティを強化する点で信頼できました。」(今村氏)。
システム基盤となるハードウェアには富士通のPCサーバ「PRIMERGY」シリーズを選択しました。「Platform Solution Centerで行ったLinuxおよびアプリケーションのベンチマークテストで、PRIMERGYが圧倒的な動作パフォーマンスを発揮していたことが強く印象に残っています。」と今村氏は振り返ります。
切り替え作業は週末を使って速やかに進められ、新「NP WEB-SYSTEM」は2005年3月に無事カットオーバーを迎えました。
システム概要
2階層構成で、シンプルかつ拡張性の高いシステムを構築

Linux環境に移行後、新システムは大きなトラブルに見舞われることなく安定稼働しています。「Linuxの採用により、事前に遊休PCを利用して実環境に即した動作テストを行えたため、スムーズな移行と安定運用につながったと思います。」と澤井氏は説明します。
新「NP WEB-SYSTEM」は、スケールアウト性を考慮して、WebサーバとアプリケーションサーバにPRIMERGY RX200、スケールアップ性を考慮してデータベースサーバにPRIMERGY RX300を導入し、2階層構成にしました。さらにDBサーバをイントラ内に隔離することで、不正アクセスやアタックへの対策強化を図っています。
また、新システムは富士通が運営するデータセンターにハウジングしています。「富士通はLinux+PCサーバ環境の開発から構築、運用、保守までトータルに提供できる、数少ない国内ベンダーの1社。信頼が置けます。」と澤井氏は述べます。
今後の展望
ネットワークパートナーのさらなる支援を強化し、協業体制を拡充
Linux on PRIMERGYに移行した結果、「システムのレスポンスは体感的に導入前の5~6倍に改善され、ストレスのない使用環境だとネットワークパートナーから喜ばれています。」と澤井氏は述べます。同社では従来のリース契約から4年間の保守パックを利用することで保守費用を抑え、結果的にコストパフォーマンスも大幅に高めることができました。
システムリソースに余力ができたことで、「NP WEB-SYSTEM」のさらなる機能強化も始まりました。たとえば、注文登録の際に、品番や数量などを手入力せず、注文データのCSVファイルを直接読み込めるようにし、ネットワークパートナーの入力負担を軽減するアプリケーションを新たに追加しています。「ネットワークパートナー各社と意見を交換しつつ、既存の商談管理システムとの連携によるSFA、CRMツールとして洗練させていきます。」と今村氏は述べます。
ネットワークパートナーを支援するコラボレーション・インフラの再構築を通じて、Linux環境のアドバンテージを手にした東京エレクトロン デバイス。大型UNIXサーバ上で稼働している基幹業務系システムについても、「今回の成功から、PRIMERGYによってLinuxでの安定運用が可能であることが分かりましたので、将来的には移行対象として有力な候補と思っています。」(澤井氏)と前向きな姿勢で、富士通の提案力に期待を寄せます。
東京エレクトロン デバイスの今後のさらなる発展をLinux on PRIMERGYが支えるのです。
東京エレクトロン デバイス株式会社様 会社概要
| 所在地 | 神奈川県横浜市都筑区東方町1番地 |
|---|---|
| 設立 | 1986年(昭和61年)3月3日 |
| 資本金 | 24億9575万円(平成17年3月31日現在) |
| 上場証券取引所 | 東京証券取引所 市場第二部(証券コード:2760) |
| 従業員数 | 562名(平成17年3月31日現在) |
| 売上高 | 880億円(平成17年3月期) |
| 事業概要 |
半導体製品、ボード製品、ソフトウェア、一般電子部品の購入、販売、および設計・開発
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| ホームページ |
【ご紹介した製品】
【導入事例(PDF版)】
- PDF導入事例 東京エレクトロン デバイス株式会社様 (257KB / A4・2ページ)
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