Fujitsu The Possibilities are Infinite

 

株式会社富山富士通


Linuxをベースに富士通グループにおけるIT資産管理システムを構築 効率的なライセンス管理とセキュリティ対策強化を実現

業種ソフトウェア開発、システム開発事業、
ソフトウェア関連商品の提供
およびシステムオペレーションサービス、
ソリューションサービス
ソリューションIT資産管理ASPサービス
ハードウェアPRIMERGY R450、ETERNUS3000 M50

ソフトウェアSystemwalker IT BudgetMGR、PostgreSQL

導入前の課題   導入による効果

グループ会社のIT資産を統合的に管理できるシステムを構築すること

IT資産管理システムをASPサービスとしてグループ会社に提供することにより、短期導入と低コストを両立

UNIXレベルの高信頼性をより低コストで実現すること

富士通のIAサーバPRIMERGYを使った高信頼性Linuxシステムを構築することで、環境の変化に柔軟に対応することが可能

システムの構築・運用コストを極力抑えること

IT資産管理データベースにPostgreSQLを採用し構築コストを抑制

「コスト・パフォーマンスの高い富士通のIAサーバ「PRIMERGY」を使って高信頼性Linuxシステムを構築。安定性やパフォーマンスも、UNIXベースのシステムと比べて遜色ありません」

いま企業には、IT資産の無駄を省き、適切なIT投資の実現が求められています。株式会社富山富士通は、富士通グループ全体のIT資産の集中管理を目指して、LinuxをベースにIT資産管理システムを構築しました。ハードウェアには富士通のIAサーバPRIMERGYを、ソフトウェアにはSystemwalker IT BudgetMGR(システムウォーカー / アイティーバジェットマネージャ)とPostgreSQLを採用し、高信頼性のIT資産管理システムをグループ企業へ、短期間・低コストで導入できるASPサービスを実現しています。(注:ASP:Application Service Provider)

導入の背景

IT資産管理システムをASPサービスによってグループ企業へ展開


株式会社富山富士通
取締役兼
ソリューションビジネス統括部長
長岡喜三之氏

富士通のグループ企業である富山富士通は設立以来、富士通グループ内の基幹システムの企画・開発・運用といった業務を通じて、コストダウンや業務効率化など、富士通グループ全体の企業体質強化に取り組んできました。その一方で、自社オリジナルのソフトウェア製品の開発・販売を手掛けるなど、独自のビジネスも展開しています。

富山富士通 取締役 長岡喜三之氏は、「1990年代半ばから、富士通グループ向けの業務に加えて、当社が直接お客様へ製品やサービスをご提供するビジネスを積極的に展開し、収益をあげられる基盤づくりに注力しています。そのような中で、当社がこれまで富士通グループ向けにシステムを構築・運用してきたノウハウを活用し、ASPサービスやシステム構築サービスとしてお客様にご提供できればと考えていました」と語ります。

1998年から富士通では、ソフトウェア資産を管理するシステムを構築し、社内のパソコンにインストールされているOSや各種ソフトウェア、セキュリティパッチの適用状況を管理して、ライセンスの不正使用防止やセキュリティ対策強化をしてきました。また、正確なIT資産情報を知ることで、適切なIT投資の実現に効果を発揮し、このシステムにより6年間で約40億円のTCO削減を実現しました。この実績から、このシステムを各グループ企業にも導入しようという計画が2002年10月に立ち上がりました。しかし、富士通と同等なシステムをグループ企業へ個別に導入したのでは、導入と運用にかかる負担が大き過ぎると考え、富山富士通がグループを代表してIT資産管理システムを構築し、グループ各社へASPサービスとして提供することになりました。

導入のポイント

富士通のLinux技術を結集し「IT資産管理システム」を構築


株式会社富山富士通
事業推進統括部計画部長兼
ソリューションビジネス統括部
営業部企画課長
松田四郎氏

2002年10月、富山富士通はIT資産管理ASPサービスのセンター・システムの計画を開始しました。当初は、UNIXベースのシステムを検討しましたが、構築コストが予想以上にかかることがわかり断念せざるを得ませんでした。富山富士通 事業推進統括部計画部長 松田四郎氏は、「富士通のソフトウェア資産を管理するシステムで使用していたデータベースソフトをASP方式で使用すると、ライセンス体系の関係から、導入企業の数に比例して運用コストが膨れ上がり、ASPサービス展開の足かせになります」と当時を振り返ります。翌2003年2月、UNIXベースのシステム計画を中断し、Linuxベースのシステムにすることを決定。合わせてデータベースソフトには無償で利用できるオープンソースのPostgreSQLを採用しました。

「Linuxを使ったサービスの提供は、当社では初めてでしたが、その頃、富士通にて実績のあった富士通のソフトウェアライセンス管理アプリケーションSystemwalker IT BudgetMGRのLinux版がリリースされたことが企画再開の大きな要因でした」(松田氏)。

システム概要

システム構築費を大幅に低減。UNIXと比べて遜色ない性能と安定性を実現


株式会社富山富士通
ソリューションビジネス統括部
営業部企画課
管谷友紀氏

OSやデータベースソフトの検討、サーバの機種選定などを経て、実質的に構築作業が始まったのが2003年9月。それからASPサービス向けのカスタマイズも含め、担当者がほぼ1人という状況の中、約1ヶ月という短期間でシステムを完成させました。実際にシステム構築を担当した富山富士通 ソリューションビジネス統括部営業部企画課 管谷友紀氏は、「Linuxシステムの構築は今回が初めてでしたが、当社開発部門のLinux経験者が緊密にサポートしてくれましたので大変助かりました」と実感を込めて語ります。

システムのプラットフォームには、先進のIntelプロセッサを搭載した富士通のIAサーバPRIMERGY R450を採用、ストレージには富士通のETERNUS3000 M50(エターナス)を選択しました。それぞれ1台ずつで運用系、待機系の二重化構成として、システムの信頼性を高めています。

「当社の業務はそもそもデータセンターでもありますので、ハードウェア機種についての選択眼は十分にありました。したがって、サーバやストレージの選択では、当社で豊富な実績がある機種ということが大きなポイントでした。さらに、グループ会社約100社、約75,000クライアントという規模に対応でき、将来は100,000クライアント以上になっても問題のないスケーラビリティも重要でした」と、管谷氏はPRIMERGY R450の選択理由を説明します。

「IT資産管理ASPサービス」は2003年10月20日にサービスを開始し、まず富山富士通 社内で運用が始まりました。現在は次のステップとして、グループ企業への導入を進めています。このサービスを低価格でグループ企業へ提供できるのは、管理用DBとしてのPostgreSQLの採用、そして、コスト・パフォーマンスの高いIAサーバPRIMERGYを使って、高信頼性Linuxシステムを構築したことにより構築費用を抑えられたからです。富士通のシステムと同様なUNIXとデータベースソフトで構築した場合に比べ、約3,000万円~4,000万円もの構築費用を削減。さらに、例えば1,000クライアント規模の場合、1社 あたり年間約500万円の運用コストの削減が可能なのです。

運用面においても、松田氏は、「IT資産管理システムは、安定性やパフォーマンスの面でUNIXベースのシステムと比べて遜色ありません。ハードウェアも、今まで故障なしです。これからも新ビジネスに積極的に挑戦していきたいですね」と語ります。

今後の展望

システム構築サービスで独自のビジネスを拡大

写真
富山富士通 本社

富山富士通では今後、「IT資産管理ASPサービス」のように富士通グループ内で実践して得たノウハウを有効に活用して、グループ外のお客様をターゲットに独自ビジネスを展開していきます。

「ASPだけでなく、お客様の規模や目的などに応じてカスタムメイドでシステムを構築するビジネスを推進していきたいですね。さらには、運用管理も含めてトータルなソリューションをお客様にご提供します。UNIX、Linuxどちらについても技術力向上とノウハウ蓄積、開発・運用体制強化を進め、意欲的に独自のビジネスを展開していきます」と 長岡氏は抱負を語ります。

富山富士通のさらなる発展は、富士通製品とLinuxによってこれからも支えられていきます。

株式会社富山富士通 概要

所在地 富山県婦負郡八尾町保内2-2-1(富山八尾中核工業団地内)
設立 1988年4月20日
資本金 4億円(富士通株式会社全額出資)
売上高 99億円(平成14年度実績)
総事業所数 3カ所
従業員数 550人(平成15年4月現在)
概要

富士通のグループ企業として、富士通グループ内基幹システムの企画・開発をはじめ、独自製品及びアプリケーションシステムの企画・開発・販売、サーバ系及びホスト系のシステムオペレーションなど、高い技術力をベースに幅広くビジネスを展開している。

URL:http://www.tfl.fujitsu.com/