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  6. 明治生命保険相互会社様 「営業支援システム」導入事例

明治生命保険相互会社 様
営業支援システムをWeb化しシステム基盤統合とコスト削減に大きく貢献

業種
ソリューション
生命保険 営業支援システム
稼動状況
アプリケーション
データベースサーバ :「PRIMERGY N800」×2台
(対応OS:Microsoft® Windows® 2000 Datacenter Server)
その他Webサーバ、アプリケーションサーバ等でPRIMERGYシリーズ50台稼動
Microsoft® Application Center2000
Microsoft® SQL Server™ 2000 Enterprise
SystemWalker/CentricMGR(デプロイメント)
SystemWalker/OperationMGR(ジョブ管理)
SystemWalker/PerfMGR(パフォーマンス管理)

課題
効果


販売チャネルの多様化に対応した、統合システム基盤への要請


Webベースのシステム導入による統合システム基盤の構築
顧客に対する情報提供を一層強化する必要性 顧客と営業職員が情報共有する基盤を、Webベースで実現
1300拠点に置かれているサーバ管理の手間、コスト センターサーバ化によるシステム管理コストの削減

ユーザープロフィール
社屋 明治生命保険相互会社 明治生命のホームページへ


L . A . のホームページはへ
本社 東京都千代田区丸の内
設立 1881年
保険料等収入 約2兆2776億円(平成14年3月期)


明治生命保険相互会社は日本初の近代生命保険会社として1881年(明治14年)に誕生しました。商品/サービスなどの面では、業界初の試みを数多く手がけており、大手生保の中では先進的な企業としての顔も持っています。金融システムを取り巻く状況が激動している中、アカウント型生命保険「L.A.」や大規模な営業・サービスシステムなど新システムやサービスを次々と打ち出しています。 安田生命保険相互会社との経営統合に向けて、両社の提携関係を強化しています。


明治生命様および導入システム概要

   他業種からの相次ぐ参入など、生命保険業界は金融自由化のもとで、激しい競争を繰り広げています。その中で、明治生命保険相互会社様(以下、明治生命・敬称略)は先進的なIT技術を積極的に取り入れ、今年4月、新しい営業支援システムを稼働させました。新システムは、生保商品の設計書作成などをインターネット、イントラネットでサポートするものです。まず、代理店向けのシステムの一部がスタートし、機能を順次拡張して、2002年10月には全面稼働の予定です。全国に約1300の営業拠点を持つ明治生命は、従来クライアント/サーバ型システムにより、顧客に対する営業活動やサービス活動をバックアップしてきました。しかし、販売・サービスチャネルの多様化など環境変化にいち早く対応するため、Webベースの統合システム導入を決断。その中核が、富士通の提供するIAサーバ「PRIMERGY」です。富士通はさらに、システムインテグレーションにも貢献しています。
   システム基盤の刷新によって顧客本位の営業・サービスを一層推し進め、それによって激しさを増す生保業界の競争を勝ち抜こうと明治生命は考えています。今回はWeb化の背景とその際のポイント、さらに富士通の提供するPRIMERGY及び、富士通のインテグレーションを明治生命が選択した理由などについて、明治生命情報システム部の方々にお話をうかがいました。

システム概要
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導入の背景とねらい


代理店といった多様化するチャネルへの対応やシステムの運用、コスト面、また顧客への新サービス提供といった面から全国約1300拠点のクライアントサーバ型の営業支援システムを見直す必要性があった。


明治生命保険相互会社
情報システム部
部長
猪又肇氏
   明治生命は今回、従来のクライアント/サーバ型システムに代えて、Webベースのシステムを採用しました。これまでも先端のシステムを追求してきた明治生命は、ここでも野心的なプロジェクトに取り組んでいます。新システムでは「Microsoft® Windows® 2000 Datacenter Server」とIAサーバ「PRIMERGY」で3層構造(Web層、アプリケーション層、データベース層)のWebサービスを構築しました。
   新システムについて、明治生命 情報システム部 部長の猪又肇氏は「生保業界の競争環境が厳しくなっている一方で、新しいビジネスモデルを可能にするIT基盤への要請もあります。それらを総合して検討した結果、システムをWeb化しようという結論に達しました」と導入の狙いを説明しています。
   さらにWeb化による具体的なメリットとして、猪又氏は情報インフラの統合、情報一元管理の促進、そして運用コスト削減などを挙げます。
   「販売・サービスチャネルの主体は営業職員です。しかし、次第に多様化が進み、代理店や銀行窓口、そしてダイレクトサービスなどが登場しています。チャネルに合わせて別々のインフラを複数持つことは、コストや利便性などの点で避けたいのです。そこで、Web化によってインフラを統合しようと計画しました。お客様への情報提供を図る上でも、Web化のメリットは大きいと考えています。また、当社の営業拠点は約1300ありますが、営業支援システムをWeb化することで、各拠点に置いていたサーバをなくしたり、大幅に軽装化したりできます。アプリケーションを更新する際にも、センターサーバに手を入れるだけで済みます。Web化によってネットワークのコストは増えますが、それ以上に設備・運用コストを大きく圧縮できます」。
   例えば、顧客が自分のパソコンを使ってブラウザから保険の保障内容を確認できるようなサービスも要請されますが、そのためのシステムを社内向けと別に構築するのでは無駄も多くなります。顧客と営業職員が同じシステムでシステム資源を共有した方が合理的です。顧客本位で提供するサービスを、営業職員も共有するという見方もできるでしょう。
   営業サポートとしての多様な機能以外にも、この新システムで実現していることがあります。明治生命 情報システム部 主席システムプランナーの吉田和正氏は、システム管理面の狙いを「営業職員の顧客情報や活動情報は、従来は各拠点のサーバで管理し、それをセンターに集めていました。センターサーバで直接管理することで、一元的にスピーディに把握できるようになりました。」と説明しています。
   これにより、業績管理のための事務コスト軽減も見込めるのです。
   明治生命は2004年4月を目標として、安田生命保険相互会社との経営統合を進めています。この面からも、Web化は時宜を得たものとなりました。両社のシステム統合は、Web型であればクラアント/サーバ型システムよりも遥かに簡単に実現することができるからで、両社ではこのシステムを共同開発しています。

明治生命保険相互会社
情報システム部
主席システムプランナー
吉田和正氏

導入のポイント


IAサーバ「PRIMERGY」と富士通のインテグレーション力で、大量のトランザクションに耐えうる堅牢なシステムを構築。


明治生命保険相互会社
情報システム部
システムプランナー
早川寛氏
   新営業支援システムの中核となるのは、ミッションクリティカルな環境に最適な「Microsoft® Windows® 2000 Datacenter Server」および「Microsoft® SQL Server™ 2000 Enterprise」を搭載したIAサーバ「PRIMERGY N800」です。さらに、富士通は様々な形でインテグレーションを提供しています。拠点数約1300、営業職員約3万人、さらに顧客も利用するという大規模なセンタ集中型システム。しかも、営業職員のトランザクションは朝に集中しますから、負荷分散の仕組みにも万全を期す必要があります。明治生命の求める高度のミッションクリティカル性を満たすには、PRIMERGYと富士通のインテグレーション力が不可欠だったといえるでしょう。
   インテグレーションでは、「富士通Windowsプラットフォームセンター(以下FWPC)」に蓄積された技術、「富士通IAソリューションセンター(以下FISC)」の検証設備を含めた富士通の総合力が遺憾なく発揮されました。吉田氏は「アプリケーション部分は当社で開発し、富士通がシステム基盤を中心に担当しました。特に、4月のカットオーバー直前の大変な時期、富士通は総力をあげ開発に当たってくれました」と、富士通の役割を評価しています。
IAサーバ「PRIMERGY N800」   システム基盤の設計段階ではFWPCが中心になり、将来の利用者数拡大を見据えた拡張性を確保したシステム設計(Webサーバ及びアプリケーションサーバの負荷分散設計、ユーザー認証を行うアクティブディレクトリシステムの構成設計、データベースシステムの物理設計)を行いました。また、今回の営業店システムの擬似環境をFISC内に構築して、データベースシステムのチューニングを行うと共に、実際の運用を想定した性能検証を行い、4月のカットオーバーに備えました。
   今回は導入期間が1年と短く、システム開発では苦労もあったといいます。情報システム部システムプランナー 早川寛氏は「Windowsベースの3階層大規模システムの構築として技術的に最先端のプロジェクトですから、参考にできるような事例は多くありませんでした。それだけに、苦労しました。しかし、富士通とマイクロソフトとの協業体制がうまく機能して、4月にカットオーバーを迎えることができました」と振り返ります。

導入の効果


時間的・場所的な制約がなくなる。 営業部門のさらなる生産性向上に期待。

   新営業支援システムは現在、営業拠点の一部と代理店に導入されています。今後、ユーザー数を拡大して、10月の本格稼働時には3万人の営業職員が利用するようになります。それに合わせて、全営業職員が持つパソコンも、画面の小さい旧型からA4ノート型に一新されます。これらの取り組みにより、営業部門のさらなる生産性向上が期待されています。
   「Web化は、時間的・場所的な制約がなくなることを意味します。お客様の会社や営業職員の自宅から、Web経由でセンターサーバに入り、自由にアプリケーションを利用することができるようになります。今回、その環境が整ったことには、経営的にも大きな意味があります」と、猪又氏は導入の効果に期待を寄せています。
   生保業界が注目する強力な営業支援システムは、明治生命の営業職員のパワーをさらに高め、一方で顧客への情報提供によって顧客満足度向上に資するものです。ここには戦略的にシステムを使いこなすという、明治生命が一貫して追求してきた経営姿勢が表現されているのです。