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| 業種 | 不動産流通業 |
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| 製品 | PRIMERGY TX600, BX300, RX300、ETERNUS3000, NR1000F, LT130 |
| ソリューション | 情報系システム |
| アプリケーション | Microsoft Exchange Server 2003 |
| Operating System | Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition |
| 課題 | 効果 |
|---|---|
| 戦略的なビジネス全体を支える高信頼な情報系システムの再構築 | システム全体にわたる多重化とIDCを利用しての運用により、高信頼な環境と、戦略的なビジネス運用を実現 |
| メールシステムの高信頼化・可用性向上 | Windows Server 2003 Enterprise Edition + Exchange Server 2003の4ノード3対1のクラスタ構成により、高信頼化・可用性向上を実現し、メールシステムの継続運用が可能 |
| システムの拡張性とTCO削減の両立 | 負荷の増加にも迅速に対応できる拡張性高いブレードサーバに、拠点のサーバ群を統合することによってTCO削減が実現 |
不動産流通業大手の三井不動産販売株式会社様(以下、敬称略)では、全社業務を支える情報系システムの再構築を実施しました。長年にわたる改修で複雑化した旧システムを全面的に刷新し、次世代に向けた新たなビジネス環境を構築するのが狙いです。最近では物件の問い合わせなどにインターネットが利用されることも多く、システムダウンは販売機会損失につながります。そこで同社では富士通のWindows Server 2003 搭載IAサーバ「PRIMERGY」を採用。ブレードサーバやクラスタ技術などを用いることで、柔軟な拡張性と万全の信頼性・可用性を備えた環境を実現しています。
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不動産流通業のリーディング・カンパニーとして、業界トップを快走する三井不動産販売。同社が2003年度に取り扱った住宅流通件数は、新築・中古を合わせて42,000件以上と、2002年度に引き続き業界No.1を獲得しています。
また近年では、「不動産関連事業」にも積極的に取り組んでいます。三井不動産販売経営企画部長桜井文夫氏は「『三井のリパーク』ブランドでの時間貸駐車場展開、お客様の不動産資産の組み替え、有効活用を提案する『アセットコンサルティング事業』などのソリューション型のビジネスも強化して参ります」と力強く語ります。
同社では2003年4月に組織改編を実施し、情報システム部門と経営企画部門を統合しました。桜井氏は「不動産流通事業は、情報そのものがビジネスのカギを握っています。そこで我々は情報化により注力することで、市場での競争力をさらに高めたいと考えたのです」とその狙いを説明します。
戦略的なビジネス環境を確立する上では、組織の見直し以外にも大きな課題が残っていました。同社では1980年代にメインフレームを導入、1995年頃にはオープンシステムによるダウンサイジングを図るなど、比較的早くから業務のIT化に取り組んできました。しかし度重なる改修によりシステムが複雑化。またシステム障害によって業務に支障が生じることも増えてきました。
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最も重要な課題は、メールシステムの高信頼化・可用性向上です。三井不動産販売経営企画部システム企画グループリーダー内藤英男氏は、その理由を次のように語ります。「最近ではお客様が電子メールを利用して当社にコンタクトされるケースが非常に増えています。もしお客様からのメールが届かなかったら、重大な販売機会損失につながってしまいます」。
同社が取り扱う物件の契約件数は、中古住宅で年間33,000件。このうちインターネットを窓口として商談がスタートした例が、現在では全体の約1/3にも達しています。それだけにメールやイントラネットに代表される情報系システムの信頼性向上が急務となっていたのです。
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同社では長年にわたり富士通製品を利用してきましたが、再構築にあたっては複数のITベンダーによるコンペを行いました。各社の提案を比較検討した結果、最終的には再度富士通をパートナーに選定。三井不動産販売経営企画部システム企画グループ課長荒井和彦氏は、その理由を「富士通はインフラを構成する製品群やネットワーク、IDC、運用サポートなどをトータルに提供できる。この総合力を高く評価しました」と語ります。
「今回の新システムでは、Microsoft Exchange Server2003によるメールシステムの高信頼化、可用性向上、NTドメインからWindows Server 2003 Active Directoryへの移行など、様々な要件が課せられていました。富士通はこれらに対し、当社が安心しておまかせできる提案をしてくれました」(荒井氏)。

富士通ではメールシステムの高信頼化要求に対し、Windows Server 2003Enterprise Edition 搭載IAサーバ「PRIMERGY TX600」とExchange Server 2003を利用した4ノードクラスタ・システムを提案。3対1の待機構成とすることで、万一ハードウェアに障害が発生した場合も、確実に業務を継続できる環境を実現しました。
Windows Server 2003 Enterprise Edition + Exchange Server 2003による4ノードクラスタは国内初のケースとなるため、富士通ではFujitsu Windows Platform Centerにおいて徹底した検証と的確なサイジングを実施。またサーバやストレージを結ぶネットワークパスもすべて多重化し、万全の信頼性と可用性を確保しました。「富士通は単にハードウェアやソフトウェアを提供するのではなく、システム全体が確実に動作するようきめ細かなサービス・サポートを提供してくれました」(荒井氏)。
Windows Server 2003 Active Directoryのドメインコントローラーは、全国の拠点に存在する7000クライアントを一元的に管理しなくてはならず、ウイルスチェックサーバも多いときには数千通単位のウイルスメールを処理します。これらのサーバ群には、非常に高い性能が要求されました。しかしこれらのサーバ群を別個に構築したのでは、システムコストの増大を招いてしまいます。そこで富士通では、ドメインコントローラーやウイルスチェックサーバのように、ストレージ容量が少なくて済む反面高い処理能力が要求される用途に最適なWindows Server 2003 搭載ブレードサーバ「PRIMERGY BX300」を提案しました。
「必要に応じてサーバブレードが追加できる『PRIMERGY BX300』なら、負荷が高まった際にもシステムを容易に拡張することができます。また省スペース性に優れたブレードサーバを採用することで、コスト削減も実現できました」と内藤氏は満足げに語ります。
今回のシステムでは、これ以外にも様々な富士通製品が活用されています。これまで各拠点に設置されていたDHCPサーバとファイルサーバは、Windows Server 2003 搭載IAサーバ「PRIMERGY BX300」とネットワークストレージ「ETERNUSNR1000F」に統合。Exchange Server用のストレージにも「ETERNUS3000」を採用し、万全のデータ保護を実現しています。「富士通とWindows Server 2003のソリューションで、拠点のサーバ群を統合したことにより、サーバ数は約1/3、コストは約20%削減できました」と桜井氏はその効果を評価します。
新システムが本稼働を開始したことで、インフラ部分の整備はひとまず完了。同社ではさらに経営管理システムをはじめとする各種業務システムの再構築も進めていく予定です。内藤氏は「最近ではコンプライアンスとセキュリティが社会的な要請ともなっていますので、この両面を重視して新たな業務システムを構築していきたいと考えています」と抱負を語ります。
また桜井氏も今後の意気込みを「今回の再構築により、次世代に向けた新たなビジネス基盤を確立することができました。情報化の側面から経営に貢献するのが我々経営企画部門のミッションですから、今後も引き続き戦略的な事業展開を支えるシステムを創り上げていきたい。技術面では富士通の提案に大いに期待しています」と語ってくれました。
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