SCSIコマンドをTCP/IPパケットに包み込み、IPネットワークを経由してリモートにあるストレージ装置とデータの送受信をするためのプロトコルです。
SANなどで利用されるストレージ装置ではファイバーチャネル(Fibre Channel)による専用インフラを構築する場合が多いのですが、iSCSIプロトコルはIPネットワークへ直接接続ができるため、既存のハブ、ルータ、スイッチやネットワークカードをそのまま利用できるのが特長です。

ディスクを提供する側をiSCSI Targetサーバ、ディスクを利用する側をiSCSI Initiatorサーバと呼びます。それぞれのサーバで利用するディスクを仮想ディスクと呼びます。
iSCSI Targetサーバでは仮想ディスクとしてVHDと呼ばれるファイルを作成し、iSCSI Initiatorサーバ側から利用できるよう準備をしておきます。iSCSI Initiatorサーバ側から仮想ディスクを利用すると、その仮想ディスクがあたかもローカルディスクのように利用することができます。
そのため、物理ディスクを追加することなくディスク容量を拡張することができます。

既に導入済みサーバのディスク容量が枯渇し、これ以上物理ディスクが増設できない場合、iSCSI Targetサーバの仮想ディスクを追加することで容易にディスク容量が増設できます。

DBアプリケーションやメールサーバアプリケーション用のDBファイルの保存場所としてiSCSI Targetサーバの仮想ディスクが利用できます。
Windows® Storage Server 2003 R2 専用のオプションソフトウェア「iSCSI Software Target パック」をPRIMERGY Storage Serverに追加インストールするだけで、iSCSIネットワーク・ストレージ装置として、すぐにご利用いただけます。
iSCSI専用コンソールでディスクの作成、管理も簡単です。PRIMERGY Storage Serverと「iSCSI Software Target パック」でディスク管理・バックアップを一元化し、集中管理をはじめてみませんか?