シングルコアからマルチコアへ |
マルチコアのメリット |
低消費電力クアッドコアCPUのメリット |
PRIMERGYにおける性能および消費電力の比較 |
コア数とソフトウェアライセンスの取り扱い
ここでは、PRIMERGYに搭載可能なIntel社製のマルチコアCPUに注目し、シングルコアとの違いやサーバの低消費電力への取り組みについて説明します。
サーバに搭載されているCPUはシングルコアからマルチコアへと移り変わってきています。また、低消費電力版のマルチコアCPUも登場しています。
シングルコアCPUのクロック数を上げることによる性能向上には、トランジスタのリーク電流が増え、消費電力と発熱が大きくなるという問題がありました。この課題の解決策として考えられたものがマルチコア技術です。マルチコア技術は、CPUのコア数を増やし処理を並列化させることで性能向上を実現しています。
CPUの核となる演算処理部分のことをCPUコアと呼びます。
そのコアが1つのものをシングルコア、複数あるものをマルチコアと呼び、マルチコアのうち、コアが2つのものをデュアルコア、4つのものをクアッドコアと呼びます。

シングルコアは一度に一つの命令を処理することしかできませんが、マルチコアは複数のコアで別々の命令を同時に処理することが可能です。
たとえば、OSから複数のアプリケーションを起動すると、シングルコアは順番にタスク処理するため動作が遅くなりますが、マルチコアは同時にタスク処理できます。
つまり、同時に複数人がアクセスする様なサーバでは、シングルコアのCPUよりもマルチコアのCPUを採用する方が、性能向上が見込めます。また、並列処理に優れるマルチコアCPUは、複数のOSを動作させる仮想化技術に最適です。

サーバに搭載されているCPUソケット数は、機種により決まっています。1コアあたりの処理性能が同じ、シングルコアCPUとデュアルコアCPUについて、2ソケットのサーバを例に比較します。
2つのシングルコアCPUが必要な業務システムにおいて、CPU処理性能を増加させたい場合、新たなにサーバを追加するという対処になります。一方、同システムにおいて、デュアルコアCPUを搭載したサーバの場合には、CPUを追加するという対処ですみ、新たにサーバを追加する必要はありません。

PRIMERGY RX200 S3および、BX620 S4ではIntel社製の低消費電力クアッドコア CPUを採用しております(2007年5月現在)。そのメリットについて説明します。
| 比較対象 | 低消費電力 クアッドコアCPU |
クアッドコアCPU |
|---|---|---|
| プロセッサ名 | クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー L5320 | クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー E5310 |
| クロック数 | 1.86GHz | 1.60GHz |
| 二次キャッシュ | 4MB |
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| FSB | 1066MHz | |
| 消費電力 | 50W | 80W |
PRIMERGY RX200 S3および、BX620 S4に採用している従来のクアッドコアと低消費電力クアッドコアの比較すると、クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー L5320は、クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー E5310とくらべ、クロック数が向上しているにもかかわらず、消費電力が少ないことがわかります。
またCPUの消費電力が減少したことにより、発熱量も減少しました。そのため、ブレードサーバやデータセンターで利用されているラックマウントサーバなどの高密度システムの発熱量を低減することができます。
PRIMERGYは、この最新CPUを採用し、高密度・低消費電力を実現しました。
| 比較対象 | シングルコアCPU搭載 PRIMERGY RX200 S2 |
デュアルコアCPU搭載 PRIMERGY RX200 S3 |
クアッドコアCPU搭載 PRIMERGY RX200 S3 |
|---|---|---|---|
| CPU | インテル® Xeon® プロセッサー 3.0GHz
|
デュアルコア インテル® Xeon® プロセッサー 5130(2.0GHz)
|
クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー E5310(1.60GHz)
|
| メモリ | 512MB |
||
| HDD | 3.5インチ SCSI 73GB(15000rpm) |
3.5インチ SAS 73GB(15000rpm) |
|
| 性能(注1) | 1.0 | 2.7 | 4.1 |
| 消費電力(注2) | 290W | 285W | 290W |
(注1)性能値はSPECint2000_rateに基づき、シングルコアCPU搭載PRIMERGY RX200 S2の性能を1.0とした場合の相対性能です。
(注2)当社実測値に基づく参考値であり、実際の消費電力は使用条件等により異なります。
ほぼ同じ消費電力のサーバを比較した場合、シングルコアCPU搭載モデルと比べて、デュアルコアCPU搭載モデルは約2.7倍、クアッドコアCPU搭載モデルは約4.1倍に性能が向上しています。
| 比較対象 | クアッドコアCPU搭載 PRIMERGY RX200 S3 |
低消費電力クアッドコアCPU搭載 PRIMERGY RX200 S3 |
|---|---|---|
| CPU | クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー E5310(1.60GHz)
|
クアッドコア インテル® Xeon® プロセッサー L5320(1.86GHz)
|
| メモリ | 512MB |
|
| HDD | 3.5インチ SAS 73GB(15000rpm)
|
|
| 性能(注1) | 1.0 | 1.1 |
| 消費電力(注2) | 350W | 310W |
(注1)性能値はSPECint2000_rateに基づき、クアッドコアCPU搭載PRIMERGY RX200 S3の性能を1.0とした場合の相対性能です。
(注2)当社実測値に基づく参考値であり、実際の消費電力は使用条件等により異なります。
低消費電力クアッドコアCPU搭載モデルは、同等性能のクアッドコアCPU搭載モデルと比較して、消費電力が40W削減されます。
ソフトウェアライセンスとは、ソフトウェアを使用する際に必要となる使用権のことです。必要なライセンス数は、物理CPU数・CPUコア数・ユーザー数などの条件により、ソフトウェア販売会社によって決められます。詳細はソフトウェア販売会社にお問い合わせください。