富士通

PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.x

動作環境:SPARC Enterprise, PRIMEPOWER

概要 | 機能説明 | システム構成 | 商標について | 他のソフトウェア |

概要

PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker は、PRIMECLUSTER で構築されたクラスタシステム上で NetWorker を運用するためのソフトウェア製品です。NetWorker の異常監視を行い、異常検出時には NetWorker の再起動や運用ノードの切替えを自動的に行います。PRIMECLUSTER 環境での NetWorker を利用したバックアップ運用において必須の製品です。

【セールスポイント】

  • NetWorkerクライアント、サーバ、ストレージノード、SANストレージノードをクラスタシステムで運用することが可能です。
  • クラスタを構成するいずれのノードからでもバックアップ/リストアすることが可能です。
  • NetWorker バックアップ処理中にフェイルオーバが発生した場合、NetWorkerの定義変更なしに、待機ノード(新運用ノード)から自動的にバックアップを行うことが可能です。
  • NetWorker 異常の自動検出とノードの自動切替えで、NetWorkerを使用したクラスタシステムの可用性を高めることが可能です。
  • クラスタを構成するノード間でテープ装置を共有することにより、初期導入費用を抑えることが可能です。

機能説明

【機能詳細】

  • クライアントクラスタ(クラスタ環境でのバックアップ運用支援とNetWorkerクライアントのスタンバイ運用化支援)

    PRIMECLUSTER で構築されたクラスタシステムに存在する、共用ディスク、ローカルディスク上のデータに対し、クラスタ環境で整合性の取れたバックアップ運用を可能とします。
    またNetWorkerクライアントのスタンバイ運用化を支援します。

    • 仮想クライアントバックアップ
      クラスタ環境の共用ディスク上のデータを論理ノード名(仮想的なクライアント名)でバックアップできます。
      論理ノード名は、PRIMECLUSTERのIPアドレス引継ぎで定義された仮想的なIPアドレスに関連付けられた仮想的な名前です。PRIMECLUSTER Wizard for NetWorkerにおいて、NetWorkerクライアント/サーバ/ストレージノードを運用するために使用する名前です。
      論理ノード名を利用することにより、フェイルオーバが発生しても、共用ディスク上のデータをNetWorkerの定義変更なしに、待機ノード(新運用ノード)からバックアップ/リストアすることができます。
      論理ノード名は、クラスタシステムのサービス単位(ユーザアプリケーション単位)に指定可能であるため、N:1 運用待機形態や相互待機形態など、複数のサービス(ユーザアプリケーション)が存在するクラスタシステムの場合でも、各共用ディスク上のデータを論理ノード名でバックアップ/リストアすることが可能です。

    • クラスタ構成ノードのローカルバックアップ
      クラスタを構成するノードの物理的なノード名を利用することにより、ローカルディスク上のデータをバックアップできます。
      NetWorkerクライアントはクラスタを構成する全ノードで動作しているため、待機ノードのローカルディスク上のデータもバックアップ可能です。またフェイルオーバが発生しても、NetWorkerの定義変更なしに、バックアップ処理を継続できます。

    • NetWorkerクライアントのスタンバイ運用化
      運用/待機を問わず、各ノードのローカルディスク及び共用ディスク上のデータバックアップのためのNetWorkerクライアントを起動し、クラスタシステムでのNetWorkerクライアントのスタンバイ運用を実現します。また NetWorker クライアントの監視モニタ(ディテクタ)が、NetWorkerクライアントプロセスを監視し、異常が発生した場合には、NetWorker の再起動や運用ノードの切替えを自動的に行い、NetWorkerを使用したクラスタシステムの可用性をさらに高めます。

  • ストレージノードクラスタ(NetWorkerストレージノードのスタンバイ運用化とテープ装置共用)

    NetWorkerストレージノード(NetWorker Storage NodeおよびNetWorker SAN Storage Node(NetWorker 6.x)およびNetWorker Dedicated Storage Node(NetWorker 7.x〜))のスタンバイ運用化を支援します。NetWorkerストレージノードをスタンバイ運用することにより、NetWorkerの異常検出時にはNetWorkerの定義変更なしに、NetWorkerストレージノードが提供する機能を引き継ぐことが可能です。
    また、クラスタを構成するノード間でテープ装置を共用することができます。ただし、NetWorkerサーバとNetWorkerストレージノード間でのテープ装置共用は、NetWorkerのオプション製品を利用することにより実現可能です。

    ストレージノードクラスタはクライアントクラスタ機能を含んでいます。

  • サーバクラスタ(NetWorkerサーバのスタンバイ運用化)

    NetWorkerサーバのスタンバイ運用化を支援します。また NetWorker サーバの監視モニタ(ディテクタ)が、NetWorkerサーバプロセスを監視し、異常が発生した場合には、NetWorkerの再起動や運用ノードの切替えを自動的に行い、NetWorkerを使用したクラスタシステムの可用性をさらに高めます。

    • バックアップ業務(NetWorkerサーバ機能)の引継ぎ
      運用ノードではNetWorkerサーバを起動し、待機ノードではNetWorkerサーバを停止することにより、NetWorkerサーバのスタンバイ運用を実現します。

    • NetWorker異常の自動検出/自動修復
      NetWorkerの監視モニタ(ディテクタ)が、NetWorkerプロセスを監視し、異常が発生した場合には、NetWorkerの再起動や運用ノードの切替えを自動的に行います。 また、NetWorkerの監視モニタ(ディテクタ)はNetWorker起動時、NetWorkerのコマンドを利用してインデックス(NetWorkerの管理ファイル)をチェックし、インデックスの修復が必要と判断した場合、対象クライアントのインデックスを修復します。

    • NetWorkerサーバのスタンバイ運用化
      NetWorkerサーバの監視モニタ(ディテクタ)はNetWorkerサーバプロセスを監視し、異常を検出した場合には、NetWorkerの再起動や運用ノードの切替えを自動的に行い、NetWorkerを使用したクラスタシステムの可用性をさらに高めます。

    サーバクラスタは、ストレージノードクラスタ及びクライアントクラスタ機能を含んでいます。

  • NetWorker監視の停止

    NetWorkerに異常が発生してもPRIMECLUSTERに通知しない運用が可能です。また保守作業のために、一時的にNetWorkerの監視を停止することもできます。

【利用による効果】

  • システム上のバックアップ運用管理作業の軽減
  • 自動バックアップ業務引継ぎによる、バックアップシステムの高可用性の実現
  • バックアップサービス停止時間の短縮
  • 障害検知/復旧時間の短縮

【新規機能】
Solaris™ Operating SystemはSolaris OSと表記します。

版数 新規機能
4.1 新製品のため、機能詳細を参照
4.1A10 ・Solaris 9 OSサポート
4.1A20 ・fjsnapサポート
・OneShotInstallerサポート
・Scripts設定サポート

システム構成

システム構成図 クライアントクラスタ形態




システム構成図 サーバクラスタ形態





システム構成図 ストレージノードクラスタ形態